はじめまして ページ13
あの日から数日が経ち、勝己くんはすっかり立ち直り今日も元気に学校へ行っています。
さて、そろそろ勝己くんが帰ってくる時間ですが……。
いつもの様に玄関で待っていると、何やらドアの向こうが騒がしくなってきました。
お客様でしょうか……？
ーガチャ
「お邪魔します！！」
「クソ髪テメェ着いてくんなっつっただろーが！！」
「てあれ？爆豪、猫飼ってんの？」
「聞けや！！」
なんとドアを開けて入ってきたのは勝己くん、ではなく赤い髪をした人でした。
そしてその後から入ってきた勝己くん。
私に気づいた赤髪さんが、手を伸ばして来たので頭を押し付けて擦り寄ります。
『……』ｺﾞﾛｺﾞﾛ
「うわかっわいい！しかも人懐っこい！」
「飼ってちゃ悪ぃかよ…ってクソ髪、勝手に触ってんじゃねぇ！」
どうやら勝己くんはお友達をお家に連れてきた(？)みたいです。
私は赤髪さんから離れ、勝己くんの足元まで来ると身体を擦り付けて抱っこを要求します。
すると勝己くんはいつもの様に私を抱き上げ、頭を撫でてくれます。
『ニャー』ｺﾞﾛｺﾞﾛ
「なあなあ、こいつの名前は？」
「あ？なんでわざわざ教えなきゃなんねーんだよ」
「いーじゃん名前くらい！な？」
「…………………………A…」
「おぉ！お前Aって言うのか、よろしくな！」
俺、切島鋭児郎！と律儀に自己紹介をしてくれた切島さん。笑顔が眩しいです、切島さん。
ふむ、勝己くんとは正反対の性格の方ですね。
にしても、初めて勝己くんがお友達を連れてきてくれました。
中学の頃は連れてきてくれなかったので。
今私は切島さんに猫じゃらしで遊んでもらってます。
『……』ｼﾞｯ
「おっと危ねぇ！にしても可愛いなA」
「Aが可愛いのは当たり前だろうが」
「すげーなその溺愛っぷり。でも分かる気がするわ。Aになら何でもしてあげたくなっちまう。あっ！」
『ニャ！』
「…………やんねーぞ」
「はっはっ！取らねーから安心しろ」
「ﾌﾝｯ……A」
切島さんが持ってた猫じゃらしを奪い取り、1人遊んでいると、勝己くんに名前を呼ばれました。
顔を向ければ「来い」と言われたので素直に勝己くんの元へ行きます。
そして私を抱き上げ、いっぱい撫でてくれました。
「…バクゴー、男の嫉妬は見苦しいぞ」
「…………うるせぇ」
その日のお夕食は、何故か私の好物ばかりで豪華でした。
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しぐ - かわ (9月29日 22時) (
レス) @page39 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - めっちゃおもろい もうなんか、めっちゃ好き！ (9月4日 9時) (レス) @page39 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 猫ちゃんかわいい(*≧з≦)❤ (2023年2月24日 22時) (レス) @page39 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きですっ！！！ (2023年1月16日 18時) (レス) @page39 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 猫大好き人間です！ほんとの猫もこんなこと思っているのかな〜と思いました！更新頑張って下さい！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page39 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2018年12月5日 13時
