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『お、おねがい………お願い…！もう少し、爆豪くんと____』
話をしたい。
その言葉は飲み込んだ。
みんなの目が、
「爆豪くんを殺す」
と言っているような気がしたから。
急に黙った私を見て、みんなは満足そうにして、死柄木さんが私の頭を撫でた。
「ん、いい子。」
そう言って私を奥の部屋に押し込んだ。
奥の部屋は妙に暗くて、私は1人だと嘲笑っているみたいで、嫌いだ。
………もう、やだ。
戻りたいよ。
みんなと同じ授業受けて、
同じ話をして、
馬鹿な話をして、
くだらない話をして、
笑っていたい。
『っ………やだ、やだよ…………わたしっ、やだ…っ！みんなと、いっしょに……いたい、よぉ……！』
嗚咽が出るのを抑えて、静かに泣いた。
瞬間。
ドガァンというデカい音とともに、この部屋の壁が壊された。
…緊急事態だ。
この部屋は防音で、いくらデカい音がしても気づかない。まぁ、振動で気づくと思うけど。
暗かった部屋が月明かりが差し込む。
ふと、空いた穴の方を見てみる。
____壁の向こうには、オールマイトがいた。
な………んで。
なんで、あっちにいないの？爆豪くんの救出優先でしょ？
だから、私の事なんて置いといて。爆豪くんを救けに行ってよ…！
「猫少女。もう大丈夫。
____私が、君を救けに来た。」
いつもの様に眩しい笑顔じゃなくて、優しい笑顔。
なんで、なんでその笑顔を私に向けるの？
私は裏切り者、つまりヴィランになったんだよ？
ねぇ。おかしいでしょ？
救けになんか、来ないでしょ…？
『っいや……！来ないで！』
私がオールマイトを拒むと、予想外だったのか目を丸くさせて、ゆっくりと話しかけてきた。
「……だがしかし、猫少女…」
『来ないでって、言ってるでしょ！？私はもう決意したの！ヴィランになるって！！私にとって苦しい決断をしたの！！みんなを……っあなたを、オールマイトを、悲しませるような……！
せっかく決意したのに、今来ないでよ！！思わず、手を____』
取りそうになるよ。
そこまで言った時点で気づいた。
………しまった。表を、自分の気持ちを。
口に出しすぎた____。
いぇい☆→←third(こ、更新サボっててゴメンナサイ……(震え声))
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ゆずな - あれ？現在進行形で神だったりします？ (10月6日 21時) (
レス) @page15 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。 - あれ…？終わり…？？う、嘘だよ…ね…？？うん、そうですよね！ (2022年2月11日 23時) (レス) @page15 id: 383f321b4f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新を楽しみに待ってます (2021年12月29日 13時) (レス) @page15 id: 490e9c4185 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - 神作品！！！めっちゃ面白いです、更新待ってます！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
きー - どしたどした-W-W (2020年3月9日 19時) (レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakuチョコ x他1人 | 作成日時：2019年9月3日 10時
