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お前のために~お父さんside~ ページ2

〜お父さんside〜
あの後Aはすぐに眠ってしまった。









泣き疲れたのだろうか。









そんなことを考えながらAの頬を撫でた。









「………ゴメン、ゴメン……本当のことで……ゴメンなぁ……」









俺はAの言う通り、敵連合(あっち)に堕ちたよ。









Aは悲しんでたな。









ワンワン泣いて、声が枯れるまで泣き叫んで。









だけど分かってほしい。









これは、Aのためなんだ。









ーー
「敵連合に取り入ってほしい」









久しぶりに上に呼び出されたかと思ったらそんな言葉。









意味が分からなかった。









「何故だ?そちらで組むんだろう?」









俺が見た未来はそうだった。









俺の個性は"猫魈(ねこしょう)"。









Aの個性を従える猫魈(ねこしょう)とは違い、俺は見た個性を従え、自分で使うことが出来る。









確かに俺の個性は彼奴らにとって優良物件かもしれない。









だけど、それはホークスの方がいいんじゃないか?









「君が適任なんだ。ちょうど瑠璃君の娘さん、Aちゃんは敵連合に狙われているんだろう?」









「治癒個性を持っているという理由で」









それに驚いた。









そうなのか?









知らなかった。Aは学校であったことを真っ先に俺に教えてくれる。









それに俺はホークス並に情報網が凄い。









なのに、知らなかった。









凄いな、A。お父さんに隠し事ができるとは。









そんなことを考えながら口を開いた。









「……確かに、そうかもしれないがそれとこれとどう関係が」









「娘さんを、助けたくないのか?」









それに大いに反応した。









親なんだから、子を守りたいと思うのは当然のこと。









「……助けたい、とは思うがそれは俺のやり方で」









「1人でかい?」









言葉をさえぎり言われた。









「君、1人の力で?」









「もし瑠璃君が協力してくれるのなら我々も君の手助けをしよう」









その言葉が俺にとっては魅力的だった。









それで結局敵連合に入った。









許してくれ、A









お父さんは、何億人のために









Aのために









悪の道を歩むよ。

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ゆずな - あれ?現在進行形で神だったりします? (10月6日 21時) (レス) @page15 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。 - あれ…?終わり…??う、嘘だよ…ね…??うん、そうですよね! (2022年2月11日 23時) (レス) @page15 id: 383f321b4f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新を楽しみに待ってます (2021年12月29日 13時) (レス) @page15 id: 490e9c4185 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - 神作品!!!めっちゃ面白いです、更新待ってます! (2020年3月29日 17時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
きー - どしたどした-W-W (2020年3月9日 19時) (レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kakuチョコ x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 10時

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