勘違い97 ページ4
三郎side
三郎「はい?」
夢野「ですから、あなたが現へ帰るべきだと言ってるんですよ」
何を言っているんだこの人は。僕が戻れば他のみんな死ぬのだ。いや、少し違う。生きるという希望を僕にみすみす与えておきながら自分はあるべき運命へ、つまり死を受け入れなければならなくなってしまうのだ。
三郎「なんで僕がっ!!」
伊弉冉「俺っちも独歩ちんの居ない世界で生きていく気はしないかな…さぶろー帰んなよ」
帰る?どこに?僕はここに来る前にバスの事故で家族と一緒に死んだんだ。帰る場所なんてないんだ。
三郎「帰れない…兄さん達が居ない世界になんて…!!!このシナリオの抜け道は…!!」
夢野「時間がありません。また撃ち殺されて次は誰が死ぬか分からない。…私の友人にギャンブルの好きな男がいてね、なかなか面白いやつでしたよ。
小生は彼のところに行かなくてはならないので辛い役はあなたにお任せします。」
伊弉冉「俺っちも独歩ちんと約束事たくさーんしてたから行かなきゃ!どーでもいいことなんてやりたくないよ〜」
夢野「さぁ、魔法陣の真ん中にたって、呪文を唱えなさい。」
伊弉冉「俺っち達は自分勝手だからね!!!」
ほんとに…この人たちは。なんだかんだ言って大人なのだ。
三郎「キーパー…呪文を…唱えます。」
目をキラキラさせながら真剣に聞いてたAさんはその言葉を聞いてにこりと笑い
『呪文を唱えたあなたは不思議な感覚に襲われます』
ゆっくりシナリオを進め始めた。
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テル - わぁー!一から見ましたがとても面白かったですお疲れさまでした (2021年3月27日 22時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
はく - あぁーー!なんとも続きがきになるところで終わってしまった…作者さんがとても丁寧で読みやすかったです。お疲れ様でした。 (2020年5月2日 16時) (レス) id: 4d0b20ffc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - ひえ〜…気になっていたので読んでみましたがなんともエモいお話…!すき… (2020年4月23日 17時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
莉斗 - 最高です。 (2019年6月22日 0時) (レス) id: 727bcbb370 (このIDを非表示/違反報告)
Thistle* - わわっ!丁寧なお返事ありがとうございます、そして遅れてすみません… もうクトゥルフ編終わっちゃったけど、レス見ながら見直して見ますね! 100話おめでとうございます!! (2019年4月22日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんだほ x他1人 | 作成日時:2019年4月10日 19時