日常編 第六話 ページ8
「あははっ、先生、頭痛薬いります？」
「…はぁ」
相澤が混乱してるのが面白い、というように笑いながら桜は頭痛薬のパッケージを振る。
もちろん、桜も向こう側の世界から来た。
二人の声が同じ理由も知っている。
だが、実際に目の前にして聞くと。
「…すごい面白い、」
「んんあ？…何かいった？」
そらるは、華麗に登場した(と思ったが窓枠に引っ掛かってつまづきかけた)まふまふに布を外され、桜に抱きつく。
「あ！そらるさん！」
「なんでもないですよ、？それより大天使様が何か喚いてるんでお話聞いてあげてください？」
「ちょ、桜ちゃん！？最近、そらるさん以外に毒舌すぎない？！」
みんなが困惑してる中でも、いつも通りマイペースな桜と云和麗。
向こうで何か緑谷が何か言った気がするがお構いなしに桜はそらるに抱きつく。
「…はぁ、そらるさん。いくらなんでも侵入はないです！桜ちゃんが心配なのはわかりますけど！ストーカーみたいなことしないでください！」
「(お前も同じようなもんだろ…！？)」
まふまふの言葉に聞いていた人は突っ込み、云和麗たちに目線がいってた人は何事かと目を向けた。
「…お前も似たようなもんだろ、こんなのつけてさ」
そらるが上着を脱いで、ワイシャツに手をかけた。
女子は顔を真っ赤にして、男子はゴクリと唾を飲む。
そらるが第一ボタンを外して襟を捲ると小さなボタンのような機械が貼ってあった。
「…じーぴーえすー…」
「うぐっ」
桜が呆れたように頬づえをついて対して似てない(やる気がない)某人気アニメのキャラクターの真似をした。
そらるが脱ぐと思っていたクラスの大半が、肩を落とした。
そして、数秒後。桜の言葉の意味を理解すると全員、音を鳴らして立ち上がった。
「GPS！？！？！？」
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桜餅@そらなー
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作者名：新マカロニ | 作成日時：2019年5月25日 20時
