19話 ページ21
貴方side
──ｷﾞｭｯ
先程よりも強い力で抱きしめられる。ダメ…。優しくしないでよ、今そんな事されたらもっと涙が出てくる
『…苦しい』
私がそう言うとﾊｯとした顔をして離れる。ごめん、本当は苦しくなんかない。けどどうしても離れなきゃ行けない、だって辛いもん。
人の事で感情を使うのって疲れる。そうでしょ??
特に"恋愛"なんて。いつもそうだった、その人の事想って…嫉妬したり、不安だったり、自信がなかったりそうやって振り回されてきたんだ。恋ってろくなことが無い。結ばれても不満は消えない
恋なんて私には必要ない
今回だってそうだよ。
JK｢場所、変えるぞ｣
｢話はそっからだ｣と彼はそう言って私の腕を引っ張るしっかりと握られた私の腕。私の歩幅似合わせて歩く本当に彼は優しい人だ
JK｢…｣
学校の近くのカフェ。｢飲め｣と渡されてきたのはミルクティーでカップを両手で包み込むとジンワリと冷たかった私の手を温めてくれる。
グクは不機嫌そうにコーヒーを1口飲んだ。やはり、可愛い顔して大人な物を飲むなぁ
『…それ、アメリカン?』
JK｢ブレンド。アメリカンは寝れくなるから無理｣
『お、ぉ。高校生とは思えない』
｢Aが子供なだけでしょ｣と通常通りの毒舌を食らった。でもそれが今私にとっては嬉しくて、自分は今普通の高校生なんだって思わせられる
この会話は普通ではないけれど。
もうひとつ
グクが気を遣って自分から言い出せないだけなのかもとも思う。彼もちゃんと気を遣う、こんなに私の事貶してくるけど本当は、すごく優しいから
だから話さないと行けない
『ねぇ、グク』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1083人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちむたん - 完結おめでとうございます！最後はハッピーエンドで終わってよかったです！卒業されるのは寂しいですが最後まで応援します！！ (2020年5月4日 4時) (
レス) id: eb6521bf0d (このIDを非表示/違反報告)
チムチム - ジミナ///グガー///// (2020年2月11日 12時) (レス) id: ad6e6d10f3 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - ジミたん///ニヤけちゃいます/// (2020年1月12日 22時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
民主ガ(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます。このようなお言葉、私には勿体ないぐらいのお言葉です。本当に嬉しいです。これからも是非お楽しみ頂けたらと。。 (2019年12月29日 13時) (レス) id: 2978536d78 (このIDを非表示/違反報告)
民主ガ(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもコメントありがとうございます。楽しんで下さり、私も嬉しいです。これからも温かい目で見てくださればと思っています (2019年12月29日 13時) (レス) id: 2978536d78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：民主ガ | 作成日時：2019年12月12日 22時
