【ヒロアカ】泣くなクソ姉貴 (ページ41)

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そして笑ってページ41

人だかりから抜け、しばらく歩いたところで勝己たちに会えた。

『良かったぁ、勝己...っ！』ｷﾞｭｯ

勝「おい離せクソ姉貴」

『すごく心配で...本当に、良かった...うう、ひぐ...』

勝己に抱きついて、泣いた。

いつの間にか、勝己は私より身長が高くなっている。

勝「...悪かったな」

『え...？』

勝「俺はなんともねえから、泣いてんじゃねえ、クソ姉貴」

勝己はそう言って私の頭に手をのせた。

あったかくて、くすぐったい。

『うん、...ありがとう、勝己』

そう言って笑ってみせ、勝己にだけ聞こえるよう一言呟いた。

切「おし、じゃあ警察行くか」

緑「そうだね...A先輩、大丈夫？」

『う、うん！ごめん待たせちゃって』

八「大丈夫ですわっ...さ、行きましょう」

轟「八百万、何で泣いてんだ」

勝己を警察に引き渡し、私たちは家路についた。

＿＿＿＿悪かったな

＿＿＿＿泣いてんじゃねえ、クソ姉貴

何度も何度も思い出している。

もう絶対泣かない。

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ずっと言いたかったことを、勝己に言えたから。

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