【ヒロアカ】泣くなクソ姉貴 (ページ24)

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２２粒ページ24

～１０年前～

男子「お前、弟のこと好きなんだろ！」

女子「ちょっと引く～」

『違うってば！うう...ひぐっ』

どこからかそんな噂がたった。

この時は「好き」なんて気持ち分かるはずもない。

私がいつも弟と一緒にいることから噂が出、いじめの種となった。

いじめはだんだん悪化していき、机に落書きをされる時もあった。

そんな中、下校中にクラスメイトの一人に個性で水をかけられた。

女子「うわー笑える！」

男子「俺も！」

『や...やめて！...やめてよ...』

皆が次々に個性を使う。
そこに、丁度友達と遊んでいた勝己が来た。

勝「なにやってんだ！お前ら！」

女子「ああ！あれ弟じゃない？」

男子「コイツにもやってやろうぜ」

勝己に攻撃しようとする皆を、勝己も爆破で追っ払った。

『勝己...ケガ...』

勝「何で言わんかった」

『...だって...』

勝「俺だって姉貴は好きだわ！」

はじめて、自分は勝己が好きなんじゃないか、と思った。
でも、勝己のいった通り、私は勝己の姉だ。

それ以上の関係にはなれない。
勝己だって、私を姉以上の存在としては見ない。

だから、勝己の姉でいよう、自慢の姉になろうと決めた。