今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:11,494 hit
小｜中｜大
1-4 ページ5
.
数学の時間。
「せんせー！教科書忘れちゃいましたー！」
威勢よく手を挙げて叫ぶのは
やっぱり隣の山田さん。
「隣の席の人に見せてもらいなさい」
「はぁ〜い」
そんなやり取りでさえクラスを笑いに変える
彼女はムードメーカーそのもの。
少し抜けてるところがあるのも魅力だ。
「岸くん、見せてもらってもいい？」
『勿論！』
くっついた机上に教科書を挟むと、
頬杖をつきながら"私数学苦手なんだよね...ちぇ〜"
と小声で話しかけて来る。
『俺もそんなに得意じゃないんだよね』
そう相槌を打てば "そこ、うるさい"と
先生に指を刺されてまたクラスはクスクスと
抑えた笑いを混み立たせる。
いやいや堪えきれてねーぞお前ら(笑)
「すいませーん、岸くんに教えて貰ってました」
そう舌を出しながら先生に返す
山田さんは確信犯。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
設定タグ：岸優太 , King&Prince
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶり大根 | 作成日時：2019年3月16日 22時
