怪物事変狼は牙を研ぐ (ページ3)

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2話ページ3

識「お前年は？」

『...多分14くらい』

識「はぁ同い年かよ！ちっさ！！

言っとくけど俺の方が先輩だからな」

『だったらなんだよ』ｷﾞﾛ

識「ﾋﾞｸｯこ、これ飯！早く食って寝て傷治せよな！」

ﾊﾞﾀﾝ

はぁ1人になりやっと体から力が抜ける

今は取り敢えず傷を癒して仕事して恩を返すついでに強くなって

あいつ(父親)らを殺してやる

犬「おはようさん傷の方はどうだ？」

『問題ないです

仕事は？』

犬「問題ないわけないだろあんなにひどい怪我...！」

もうほとんど塞がってる異常な速さだ

犬「お前の親は何の妖怪なんだ？」

『大口真神と雪女』

犬「(今表情が曇ったやっぱ訳ありだな)

そっか通りで傷の回復が早いわけだ

じゃあ早速で悪いが仕事だ」

そう言って連れてこられたのはある家だった

話によるとその家に旧鼠という妖怪が住みつき悪さをしているらしい

「畑を食い荒らされたり家畜を殺されたりしまいには娘が捕まってしまいましたどうかお助けください！」

犬「窮鼠か群れで行動していてとてもすばしっこいのが特徴だなA今回はお前の実力を知りたいから手伝ってくれるか？」

『ネズミくらい俺1人でできる』

犬「無理すんなよ

とにかく準備するんで家の外でお待ちください」

家の人かいなくなったことを確認してケモ耳を出し戦闘体制に入る

『ｶﾞｧｯｯ!!』

窮鼠がいる部屋に入ると無数のネズミたちがおそらく娘を覆っている

爪でネズミたちを蹴散らし娘を救出する

一端部屋を出て娘を置いてこようとすると牛ほどの大きさの鼠が現れた

おそらくボスだろう

『ハッネズミ如きが俺に勝てるとでも？』

ボスが襲いかかってくる

ズシャッ！！あたりに赤がほとばしる

犬「終わったか？っ！！」

そこには辺り一面にネズミの死体か転がっており真ん中に無傷ほAが立っている

『終わりました娘さんはここに』

犬「(すごいなこんな短時間で全滅しかも無傷だ)

ご苦労さん上出来じゃないか」