【化物語】 愛され女子とお人好し。

第1話　「・・・遭いました」 ページ3

暦「・・・はぁ・・・」

今、夜道を散歩中。

はっきり言って、下の妹二人に追い出された感じだな。

テレビのリモコン争い。ふざけんなよ、あいつ等・・・

カツンッ・・・

カツンっ・・・

暦「??ん??」

突然に見えた黒い人影。ガードレールを歩いているように見える。

??「赤い花が、散った散った」

楽しそうに聞こえても怖い。姿も見えないし、歌声からして女。

カツンっ・・・

ふと僕を見つけて『はっ』としたかのようにふいに彼女(?)は立ち止まる。

暦「??・・・??」

顔をしかめてよく見えるように目をこらすが、全然見えない。

季節は夏。ホラーとか言うけど・・・度が過ぎる。・・・誰かのいたずら??

暦「っ!!!?」

気がつくと彼女(?)は目の前に。だが、顔までは見えない。

そして、僕を蹴り飛ばす。

暦「っ!?・・・お前・・・っ!」

それにもかまわず、彼女は攻撃を繰り替えす。

・・・繰り返そうとした。

でも＿月明かりに照らされ、お互いの顔が見える。

瞬間、攻撃が止まる。胸倉を掴んだ手を離し、後ずさりする。

とても綺麗な顔。白く伸びた髪は誰が見ても綺麗だろう。でも、見えたのは角。

少女の頭に刺さった小さな角。一本だ。耳もとがり、右は青、左は赤という左右は反対色。

??「ぁ・・・っ!!!?あ゜!?うぁ・・・」

苦しそうな表情を見せ、しゃがみこむ。

暦「おっ・・・おい、大丈夫ｋ(パチンッ)痛っ・・・」

差し出した手をはじかれ、テレポートのように消えた。

本当にすばやかった。

・・・でも、今気づいたのはあれが【血歌姫】だという事・・・。

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??「やっと・・・見つけたっ・・・ぁっ!?う・・・ゴホッ・・・ヴァ・・・ヴァンパイヤ・・・」

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