シリアス続いてるからシリアル食べたい ページ39
「そんな事があったのね…」
「なら！尚更俺らが手を化すぜ！なぁルフィ！」
「レディのピンチなら助けねぇギリはねぇよ」
「…約束は相手が絶対に守るって言う保証は何処にもねぇ」
「ん〜、やだ！」
肉を頬張りながら何事もないかのように言い放つ
「ルフィ！こいつの話聞いてたのかよ！」
「全く！」
「「「「「だろうな！」」」」」
(そうだろうと思ったよ)
「こいつの事情と俺の事情は別だ！俺はあいつらをぶっ飛ばすまで気が晴れねぇ！」
「なら、もう良い、別にあいつらの居場所を教えなけれだ良いだけだしな」
パリンっ！
嫌な音が響く…何をやってんだ？
「ルフィ！その花がどんな物なのか聞いたでしょ！何してるの！！」
「あいつらの居場所を言わねぇなら、この花全部ぶっ壊す！」
「やめろ！」
双子のナイフを抜き、ルフィを止めようとしたその時
1
2
3
「3秒の沈黙確認…行かなきゃ！」
(後、少しなんだ！)
「おい！どこ行くんだ！俺は本気だぞ！」
「そうよ！こいつ、このままだと本気でやっちゃうわよ！」
僕は軽いパニックになっており、的確な判断が出来なかった(普段からも出来てないけど)ただ、後二日、拷問に耐えれば島民は平和に暮らせる、皆が笑って貰える！
それだけが僕を突き動かしていた
だから気付いていなかった、麦わらの一味が後をつけてきていることに…
いつもの洞穴に入るがそこにはに
「師匠！何で！？」
「ファンタスティック！すまねぇが、今日で賭けは終わりだ！」
ゲラゲラと笑うゴージャスに、襟首を捕まれぐったりとしているボロボロの師匠がいた
「何で！？明日、賭けが終わるまで島民に手を出さないんじゃ無かったのかよ！」
「すまねぇ、俺が、俺が悪いんだ！」
倅が泣きながら何度も土下座をし僕に謝る
「倅！何で！何をした！僕の今までは、一体何のために！」
喉が避けるほどがなり声で叫ぶ、鼻の奥からは微かに血の香りがする
「違う、ワシが、悪いんじゃ…」
「師匠！」
いつもの快活な師匠は弱々しく喋り出す
「去年の今頃だ、僕の笑顔が濁り出したのは…元からぎこち無かったが、島民やワシには心から笑ってくれていた
それなのにだ、急にだ、それに、いつもこのぐらいの時間にどっかに行っちまう、聞けば代表んとこの倅も何かおかしいと言っておってな
それで、ちょうど同じ時期の今日、後をつけたんじゃ」
「師匠…」
「阿呆！死なねぇと約束したじゃろう！」
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作者名：物体X | 作成日時：2020年4月30日 14時
