帆を張れ胸張れ意地を張れ (アホみたいに長いプロローグ) (ページ2)

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トリップってあっさりページ2

「うぼわァァァァァァァァァァァァ！！！！！」奇声を発する僕の目の前に広がるのは月明かりに照らされた広い海と緑豊かな島だ。
全身に風を浴び、いつ終わるかも分からない浮遊感と格闘している。
…
つまり何が言いたいかって？
絶賛お空から紐無しバンジー満喫中だよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！！！！
「ジヌゥゥゥゥゥウ」(訳)タヒぬ
暗く飲まれていく意識の中、いつ来るかもしれない痛みと、生からの解放を覚悟した…白目を剥き、鼻水とヨダレをこれでもかと垂れ流して。

？side
草木も眠るとはよく言ったものだ、風もなく、真ん丸なお月さんがこうこうと照らす森の中、仕事の材料を調達する為、男は一人あるっていた。

「さーて、この辺りのハズなんだが」

そろそろ目的地に着くであろう時誰も以内であろう森の中から奇妙な音が聞こえてくる。

バキバキバキバキバキ！ガサガサｯｯ

「何事か！今日は風ひとつ吹いとらんど」
(もしや、賊じゃぁ有るめぇなぁ)

万が一のため腰に刺した愛刀に手をやると、
「うぅ」と唸り声が耳に入る

足音等を立てぬように、そっと素早くその呻き声のする仕事場へと向かう。

案の定、声の主は仕事場におり、キラキラと透き通る花弁のような破片の干されている木に括られたネットの上にいた。

その人物に、軽く威嚇をする様に重く静かに声をかける。

「おい、誰だ…島の者(もん)ならこんな事はしない、他の自警団を呼ばれたく無かったらに大人しくしとけ。」

だか、その人物からはなんの応答も無い、先程の奇妙な音を思い出し、もしやと思いその人物に近ずいてみると、案の定傷だらけだった。

そこには子供とまでは行かないが、若い少女？がぐったりと倒れていた。

その体には、まるで大砲でも浴びたかのような傷が大量にあった…顔も白目を剥き、涙や涎、鼻水といった液でかなり面白…悲惨なことになっている。(オマケに半ケツときた)

一瞬笑いそうになってしまったが、怪我の酷さに冷静になる。

「クソっ、あの医者のジジイ起きてやがるか？」

そのボロボロの人物にあまり衝撃を与えないように透き通る花弁が入ったネット事、引きずるようにしてこの島唯一の医者の元へ急ぐ。(半ケツは直した)

「下手しなけりゃ死ぬ事は無いと思うが、辛抱しろよ。」

そうボロボロの人物に声をかけていた。