馬鹿田高校の君たちへ３ (ページ6)

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彩｢───こっ……これはっ｣

高屋敷さんの力の抜けた声が後ろから聞こえてきた

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彩｢…ちょっ……ちょっとあなた！｣

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私は高屋敷さんを一人残して急いで階段をかけ降りた

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あ｢────みんな！｣

？｢あれー？一人増えたねー、お前も馬鹿田のカスの一人か(笑)｣

あ｢んだと？｣

哲｢───渉。｣

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思わず噛みついていった私を哲也が止める
それにしてもムカつく野郎だな

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達｢熊取の奴等だ。こいつら弱ぇから、お前が本気出さなくても俺たちだけでいけるからよー…｣

隣で小声でゆうのは達也だ。こいつにゆわれるとやたらと安心できる。
きっとつえぇからだろーな。

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あ｢────あぁ、頼んだよ｣

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私は達也の肩にﾎﾟﾝｯと手を乗せてからゆっくりと歩き出した

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こいつらは達也たちに任せとけば大丈夫だもんな

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今は高屋敷さんを止めなきゃだろ

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達｢かかってこいよｵﾗｧ！！｣

熊｢熊取…なめんじゃねえぞ｣

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ﾄﾞｶｯﾄﾞｽﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ

聡｢ってか、こんなお嬢様たちの前で喧嘩しちゃっていいんすかーっ｣

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ﾄﾞｽｯﾊﾞｷｯﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ

麻｢いんじゃねーのー。祥平さんに彼女が出来ないことも分かったし｣

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ﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ

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ユ｢YES！女の子みんなに無視されてましたもんねー｣

誠｢──────言っちゃダメだろ！ぷふっ｣

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祥｢……おい、お前ら…ちょっ、あぶねっ…お前らなー……｣

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ﾄﾞｽｯﾄﾞｽﾄﾞｽｯﾄﾞﾝｯﾎﾞﾌｯ

哲｢………ﾌｯ、｣

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ﾄﾞｽﾄﾞｽｯﾄﾞｶｯﾊﾞｷｯ

達｢……何よそ見してんだよ！｣

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やはり達也たちの強さは圧倒的であっという間に敵は全員倒れてしまった

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ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ──────

？｢さすがですわっ…｣

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見るとさっきまで上にいた高屋敷さんはもう既に私の後ろに立っていた

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彩｢────特に哲也さまは…いつどう見ても素敵ですわね｣

哲｢……………………｣

彩｢────そんなことより…私、皆様に是非ともお伝えしておきたいことがございまして。｣

祥｢なんすか。｣

彩｢─────それは｣

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