馬鹿田高校の君たちへ２

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＜達也の部屋の前＞

-哲也side-

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ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ───


哲｢達也…！｣

ｶﾞﾁｬ────


達｢お…おう哲也！｣

哲｢行くか。｣

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▽所変わって哲也･渉の部屋

ｶﾞﾁｬ────


哲｢どうぞ｣

達｢さんきゅー、助かったよマジで｣

哲｢いや、もっと早く気づけば良かったな…｣

達｢いいっていいって！じゃーありがたく借りるな！｣

哲｢あぁ。出たら部屋にいるから呼んで。｣

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達也が風呂に入っている間、俺はずっとボーッとしていた。

渉が女だと知ってしまった今、どうすればいいのか分からず、もどかしい気持ちでいっぱいになる

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達也たちに内緒にしてていいのか
罪悪感に苛まれるときもある

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─────でも今は、

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どうしても渉の側にいたい。近くで守ってやりたい。一緒に馬鹿やったり、騒いだり、色んな所にいったりしたい。

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だから…ごめんな…皆。

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今回だけは譲れねぇ。

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