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Aは廃工場に戻ると、ヴィンスがいる部屋へと足を進めた


中にはいると、ヴィンスが起きていたため声をかける


『はいヴィンス、調子はいい感じ?』


「A、助けてくれてありがとう。なんで俺を助けてくれてくれたんだ?」


『ヴィンス、そんなの当たり前じゃない。家族だからよ。家族は助け合うのが当たり前でしょ』



「…っ、あぁ、、ありがとう….本当にありがとう」


その言葉を聞いて涙を流すヴィンス


……

…………

………………



『テズ、ただいま。金庫の進み具合はどう?』


「おかえり、A。金庫の方は順調に進んでいるよ」


ヴィンスの様子を見た後テズの元に駆け寄り、金庫を開ける手伝いをしていると、ドミニクとブライアンが廃工場へ帰ってきた





金庫の中のお金が気になるのかみんな金庫の周りに集まる


「……A、ついにこの時が来たんだ」


『……えぇ、もうすぐ金持ちだよ』


Aはローマンの近くに座り金庫が開くのを待っている


金庫の暗証番号が解除され残り指紋認証だけとなった


「……頼むぞ、ベイビー…焦らすなよ」



テズがレイエスの指紋をスキャンさせると”ピピッ“という機械音がなり、ロックが解除される音がした


テズが金庫を開けるとその中にはたくさんお金が入っており、Aは嬉しくてテズに抱きつき、いつも自分からは絶対にしないキスをした


「!?」


『フフッ、テズ大好き』


Aの行動に言葉を失うテズ


だが、すぐにAの腰に手を回しAの体を支える


「フッ、俺は愛してるぜ。A」


『もう……』


「なんだ、A」


『……私も愛してる』




その言葉とともにもう1度キスをした

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作者名:K | 作成日時:2020年5月7日 15時

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