新 信長公記 織田信長の従姉妹

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お姉さん「旗印を掲げたのは1年C組大沢一郎くん」


黒田「誰中の誰？」



ブーブー！
クラス中が大ブーイング
正直私もだ


お姉さん「大沢くんが掲げた旗はこちらです」



「2時間以内に武田信玄を倒す 大沢一郎」



「いや、字ちっさ！！」

思わず心の声が出てしまった


秀吉「えっ？そっち？
そこちゃうくて、あいつが武田倒すんは無理やろ！！」



「えっ、そこでしょあんなんじゃやる気が伝わん」

もっと大きく書けよ
武田倒すのならそこから頑張れよ



秀吉「いや、誰目線やねん」


みやび「はいはい、夫婦喧嘩はそこまで」




「どこが夫婦や！」

秀吉「夫婦に見えるなんて嬉しいことゆうてくれるやん♡」


失敬な秀吉と夫婦なんてセクハラの未来しか見えてこない




伊達「待て待て、夫婦漫才するなA
それより武田、舐められたもんだな」




お姉さん「なお同じ旗印が出ました、合計205本」


クラス中がざわめく
私でも驚いた
こんな一斉に旗印が出るなんて誰かに仕業に違いない



明智「205本！？」


ありゃ、1人に対してこんなにも旗印を出していいとは
変なルールだな
ん？あいつあんなニヤついて
あーそいうことか



上杉「それにしても示し合わせたかのように205本の旗印
いったい何が起こったんだ」


「それはあいつが1番知ってるんじゃない？ねぇ井伊くん」


井伊「俺が武田を倒す旗印を出せと
唆したのかって？おいおい、辞めてくれよォ」


井伊「武田、絶対生きて帰ってこいよ
修学旅行行ってお揃いの木刀買いたいじゃーん」


酒井「もしくはペナントな」

いや、中学生かよ
ぜってぇ行く気ねぇだろ
その木刀没収されてしまえ

そして、なぜ怒らない
何を考えてる武田





武田「なせば成る、なさねば成らぬ、成るわざを」




そう言って武田は教室を出た



お姉さん「これより2時間以内に武田信玄を倒す 開始」

お姉さんの法螺貝が鳴り響いた
戦の始まりだと告げるように





おまけ_____


「あのお姉さんの名前なんだっけ？」


みやび「魔村さんと言うそうですよ」


「あっそんなんだっけ？もっと邪悪じゃなかった？」


秀吉「悪いイメージつきすぎやろ」

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