【刀剣乱舞】来派のお兄さん【男主】

七振目 ページ8

No side

あのあと無事に寝間着を取りに行き明石国行と2人で浴場へと向かっていた。


『はぁ...やはり夜は冷えますね』


明石「せやなあ」


廊下には二人の足音だけが静かな響いている。

しばらく歩き進めると賑やかな声とともに浴場が見えてきた。


扉を開けると粟田口の刀たちと蛍丸と愛染国俊がいた。


一期「こら！乱！ちゃんと"たおる"を....！」



乱「だって早く入りたいんだもん！」

そう言って脱衣場を走り回る乱


一期「はぁ...全く...おや？釣鐘切殿、いらしてたんですか」


『今来たところですよ...やはり粟田口派は短刀多くて賑やかですね。羨ましいです』


一期「えぇ、大変なこともありますが....でも来派もいるではないですか..」


『ふふっ、確かに居ますけどね....でもうちの短刀と大太刀はしっかりし過ぎて...勿論やんちゃなところもありますけどね』


そういって薄く微笑む


一期「まぁ確かに釣鐘切殿が来る前も明石殿が蛍丸殿や愛染殿に世話を焼かれているのを見かける時がありましたな」


『....明石にはもっとしっかりして欲しいものですよ』


明石「なにか言うた？」

『いえ、何も』

明石「なんやねん...」


少し不満げな顔をしながら服を風呂に入る準備をする明石


それを暫く見たあとにようやく釣鐘切も服を脱ぎ始めた。


明石「...あんさん、やっぱり細いなあ。ちゃんと飯食うてはりますのん？」

『今まで刀だったので何かを食べるわけには行かないでしょう？』

明石「あっ...」

やってしまった、というような表情を浮かべる明石国行

『...ほら、早く行かないと風邪ひきますよ』


釣鐘切はそれを見なかったことにして浴場へと足を運んだ。


『(そういえば一期、いつの間に浴場にいってたんだな)』

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