【刀剣乱舞】来派のお兄さん【男主】

十八振目 ページ19

釣鐘切が鶴丸国永に攻撃を仕掛けようとした、その時だった。



釣鐘切の首筋にズキンというような鈍い痛みが襲った。



『ｯ！？』


痛みを堪えるように首筋を抑えるも痛みは全然引かず増すばかり。


遂には立っていることすら出来ずその場に蹲る




鶴丸「お、おい！釣鐘切！！」

突然の事に同様を隠せない鶴丸国永。



流石にただ事ではない、そう思った鶴丸国永は釣鐘切に"少しだけ我慢してくれ"そう伝えて本丸内には居るであろう薬研藤四郎の元へと走っていった。




*




鶴丸国永達が道場に戻ってきた頃には釣鐘切は力なく床に横たわり荒い呼吸を繰り返し、額には汗を滲ませていた。


薬研「こりゃあ拙いな...鶴丸の旦那、釣鐘切の旦那を部屋まで連れてってくれ。」



鶴丸「嗚呼...釣鐘切ちょっと失礼するぜ」




そういって鶴丸国永は軽々と釣鐘切を抱きかかえ部屋へと向かった。


_______________。


薬研「釣鐘切の旦那が"堕ちる"のも時間の問題か...」



そう小さく呟いた言葉は誰に聞かれるわけでなく空気に溶け込んでいった。

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