十振目 貴方side ページ11
『京に行ってからかぐや姫はたくさんの者に求婚をされましたがどの者もかぐや姫の心には留まらなかったそうで......おや?....もう寝てしまいましたか....』
気が付くと蛍丸と愛染は気持ちよさそうに眠っていた。
....話の続きはまたの機会にお話をしますか。
2人に布団をかけ部屋を出ると明石が縁側に座っていた。
そしてすぐそばにはお酒が置かれていた。
『...待たせてしまいましたね。手入れは終わったのですか?』
明石「終わってなかったらここに居らんわ...」
『それもそうですね』
ゆっくりと明石の隣に腰を下ろし夜空を眺める。
『明石、お酒もらってもいいですか?』
そういって明石からお酒を受け取る。
明石「....まさかあんさんが実装されるとは思わんかったわ」
『えぇ、俺自身驚いてますよ』
『蛍丸や愛染も変わりなくて安心しました』
明石「俺の心配はしてくれへんの?」
『もちろんしてますよ?正直蛍丸達よりも明石の方が心配です』
明石「あらあら、そんなん思われてましたか」
お酒に少し口をつけ再び口を開く
『でも、今まで2人を守ってくれたのはあの子達自身と明石ですから。俺が入る余地もなさそうですね』
すこし自嘲気味な笑みを浮かべて視線を落とす。
明石「そんな事言わんとってや。自分釣鐘切が居なかったら死んでしまうで?」
『うさぎですか明石は...』
するとその瞬間肩に重さを感じた。
その原因は明石のようだ。
明石『頼むから...もう自分らの前から消えんといて....』
それと同時に聞こえ始めた嗚咽
『....えぇ...大丈夫ですよ....居なくなったりなんてしませんよ....ずっとここにいます』
二人の会話は静かに夜空の中に溶け込んでいった。
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白兎 - 更新頑張ってください! (2020年2月25日 14時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 検非違士出現での重傷来派を庇って。または闇堕ち→釣鐘ちゃんが自らを抑えて「俺を…折って…?」→渋る蛍と愛ちゃんに、らしくもなく号泣しながら明石が___。とかの刀剣破壊Endよくないですか?可愛い子ほど悲劇は悲しい。ですからね!更新待ってます☆ (2016年10月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 92872268e9 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - とても面白いです!!更新無理せずに頑張ってください(*´∀`*) (2016年9月20日 19時) (レス) id: cd7c9663b1 (このIDを非表示/違反報告)
増子 - 明石で男主は本当にありがとう (2016年8月29日 2時) (レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
猫耳 - 面白いです!!! 更新待ってます!!! (2016年8月20日 23時) (レス) id: eb196c576e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陰陽師(仮) | 作成日時:2016年3月19日 15時