強豪でも高校生ですから。2

看病した阿吽コンビ ページ3

及川「俺達はAの看病に来たんだよ？」


　『セコムー！？』



兄は一瞬で現れた。一瞬過ぎないか。隠れて見てたろ。


　隆斗「どうした？」


　『どうしたもこうしたも不審者いますよ。セキュリティどうかしました？』


　隆斗「不審者？はじめくんと徹くんじゃないか」



は…。知り合い？

私はベッドの上で呆然とした。

状況を察した岩泉がフォローに入る。


　岩泉「前、Aに用事があったときに会っただけだ」


　隆斗「というわけでAの看病を頼むね！」


　及川「任せてくださ〜い」


　『仮にも私は乙女だぞｫｫ！クソ兄貴！！』




ということで、


　及川「さ、何して欲しい？なんでも言って？」


　『じゃあ帰れ。岩泉残して』


　及川「なんで岩ちゃん！？！」


　『馬鹿野郎。オカンじゃないか』


　岩泉「…オカンじゃねぇけど。これ食っとけ」



私の前には美味しそうなおかゆ。


　『オカンンンンン！！！』


　及川「え！？岩ちゃん料理できたの？早すぎないつくるの！？」


　岩泉「バカか。今の時間でつくれるワケねぇだろ
クソ及川」


　及川「痛いよ！岩ちゃん！」


君達。

私は病人だからほこりをたてないでくれたまえ。


　『じゃあ、誰がつくったの？』


　岩泉「隆斗さんだろ」


脳内で「俺ってスパダリじゃね？」と自画自賛する兄が浮かび上がる。



　及川「てことでハイ、あーん」


　『嫌だし！』


　岩泉「早く食え。オラ」



Wow！顔面偏差値高い2人からあーんされてる〜。


でも私は乙女なわけで恥ずかしいよね。


グダグダしていると


　岩泉「はよ食え！」


　『ぐげっ！！』


岩泉に無理矢理食べさせられたう乙女らしからぬ声が出てしまったよね。




2人の手厚い(ある意味)看病のおかげで私は翌日学校に登校できました。





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風邪で看病！！

スルメ様からのありがたいリクエストでした！

リクエストはやっぱり嬉しいですね。

スルメ様！ありがとうございました！

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