タイトル３９ ページ39
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なので、私はナミ達に「先行ってて」と言い
体育館で待っている。
エ「よぉ！」
…っと、ここで主役の登場です。
あ「よぉ！…じゃなくてご卒業おめでとうございます。」
エ「堅苦しい挨拶はいらねぇって。」
いや、今日ぐらいしかする機会は無いですって。
私はエースの制服の第２ボタンに目を向けた。
あ「って、えぇ！？えぇ？」
エ「ど、どうした…急に…。」
あ「ボタンがついてるぅ！」
エ「そりゃ…そういうデザインの制服だからな。」
あ「裏切られたぁ！」
エ「大丈夫か？…頭。」
あ「頭？最近はナミの拳骨食らってないですね。」
エ「すまん、間違えたその中身。」
あ「…？脳みそ入ってますよ？」
いや、もういいや。エースは諦めた。
いったい何に？
あ「で、どしたの？
まさか…私にフルボッコ！？」
復讐とか！？
嫌だァ！最後の日ぐらい何事もなかったかのように遅らせてくださいよ！
あ「確かにエースの昼食から好物のトマトを取ったことはあるけど
それは私が１年のころの話で！」
エ「とにかく、落ち着けって。」
…はい、すいません。
あ「改めて、どうしたの？」
エ「前に、さ。屋上で話をしたの覚えてっか？」
あ「うん。覚えてるよ。」
エ「その時に、さ。おれの好きな人の話したの覚えてっか？」
あ「もちろん」
エ「最後ぐらいそいつの名前お前に教えてやろうかと。」
あ「わーい！うれしー！」
何で私に？
エ「そいつの名前Aっていうんだ。」
あ「すっごーい！同姓同名！会いたい！ぜひ会いたい！」
だから私に教えてくれたんだ。
卒業生に同姓同名の奴がいるんだよって。
まぁ、言っちゃ悪いけどだからなんだよ。ッて感じがしなくもないけど。
エ「いや、お前だって。」
あ「お前？」
エ「お前」
エースが私を指さした。
私はそのまま後ろを向いた。
私の後ろには男子トイレがあった。
あ「え？」
エ「お前の後ろじゃなくてお前。」
あ「…？」
エ「俺が好きなのはA、お前なんだよ。」
最後の最後に私は思った。
この男、日付分かんねぇ男だ。
今日は４月１日じゃない。
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革ベルト
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あや - 最後号泣きした（笑）私エース大好きで･･･マジかよwwって（笑）でも凄くいい作品でした (2019年2月11日 12時) (
レス) id: 509e56df69 (このIDを非表示/違反報告)
菜花 - あー！青春したい。。。まぁ、今私はそういう年頃(中2)だけど、相手いなーい！シクシク。。。 (2016年9月26日 21時) (レス) id: 94e8601cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ココリーナ - ゾロカッコいいぃ！！！！ (2016年4月6日 13時) (レス) id: 9a41439dbd (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - RIーMOさん» ありがとうございます、頑張ります☆ (2012年9月2日 19時) (レス) id: ea0f0213a5 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - RI-MOさん» うわお、神出鬼没☆ (2012年8月17日 18時) (レス) id: d2b92ddf1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュウ
| 作成日時：2012年4月3日 23時
