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場地さんからもらったお水を飲んで落ち着いた。
「あの、さっきなんて言ってたんですか？チャイムで聞こえなくて」
「ああ。これ好物だって言ってただけ」
「そ、そうですか…」
ペヤングのことかな…あれ購買に売ってたから買ったやつなんだけど場地さんの好きな物ならラッキー。
「……名前は？」
机の上に座りながら場地さんは聞いてきた。
「私ですか？」
「それ以外誰がいるんだよ」
「こないだ名乗りましたよ？」
「あ？いつ？」
ガーン。
ですよねー。覚えてないですよねー。
すると場地さんは制服のシャツを腕まくりした。
「書いて名前。二度と忘れねーように」
「へ？」
「腕じゃ信用できねえなら顔とかに書いてもいい」
「いやいやっ、いいですよ別にっ」
「気になる。どんなやつなのか」
場地さんは私の目をまっすぐ見て言ってる。
「まー、教えたくないなら引き下がるけど」
「書きますっ！」
私は鞄からマジックペンを取り出してドキドキしながら場地さんに近づいた。
「おい早く書けよ…」
「…(ドキドキ) 」
「…………書いてください (;¬ ¬) 」
場地さんの腕をそっと掴んでペンで書いていく。
「ん？お前何書いてんの？書いた？」
うん、と頷くと場地さんはニッと笑って
「ありがとう」
と、言った。
もう無理です限界です、場地さん。
「好きです」
言っちゃった…。
場地さんは私が持っていたペンのキャップをはめて机から降りた。
……あれ？
無視……？
「じゃあなー」
教室から出ていこうとする場地さん。
「場地さん待って…片想いまではまだ始まりじゃないです…こんなに好きなのにまだ終わらせないでほしい…」
私は勇気を振り絞ってそう言うと場地さんは振り返って私を見た。
「……悪い、ありえないと思う。まだお前を意識し出して10分くらいだし」
「……」
「でももし、どんなもんかわかんねーけど、あと70年続くものの最初の10分なら関係ないかもな。付き合おうか」
「…っ！よろしくお願いします……」
彼氏ができた。
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きょんす(プロフ) - きゅーり＠幽霊同盟さん» コメントありがとうございます！誕生日実は私の誕生日なんです（笑）自己満すぎてごめんなさい！〇rz コメント嬉しいです更新頑張ります！！ (2022年6月14日 9時) (
レス) @page45 id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり＠幽霊同盟 - 夢主の誕生日がリアルの自分と誕生日一緒でびっくりしちゃいました(笑)凄く良い話です！時間忘れて読んでました！ (2022年5月2日 22時) (レス) @page20 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - しろつめさん» そうですそうです！私あの漫画大好きなんで真似しちゃいました☆彡 きゅんきゅんできるように頑張りますっ！ (2021年9月9日 17時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - あれですよね、少女漫画の『まいりました、先輩。』めっちゃ良いですよね！！好きです！頑張ってください！ (2021年9月9日 16時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
きょんす(プロフ) - ｍｙaさん» コメントありがとうございます(涙) そして私も好きです。はーと。更新頑張れます(^ ^) (2021年9月3日 18時) (レス) id: c020921dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんす | 作成日時：2021年9月2日 6時
