もう一周してきた…眠い。これはマグロやパイナップルが美味しく料理される話ｄ「違うから！」…グゥ (ページ43)

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標的6７.５　　過去ページ43

ツナSide

リボーンが骸の写真を見せてくれたんだけど２人は一目見て違うと言った
それって…ニセモノって事?

「じゃ、じゃあ本物の骸はどんな…?」
「んー、一つだけ言うならむくみ顔は人じゃない」

に、人間じゃないって…ものすごく怖いお化けみたいな…?

「本物のむくみ顔は…果実だ!!」
「やっぱりそう来た―――――!!」

「「…ハァ?」」

果実って何――――!?

「てんめっふざけてんのか!?」
「見ればわかるよん♪」

果実みたいな人ってどんな人――――!?

「ふはっ…とと、赤髪テメー卑怯だびょん!!」

え!
この声…

「さっきの人!?完璧に気を失ってたのに―――!!」
「んだと!?卑怯なのはテメーらじゃねェか!Aを人質にとりやがって!!」

そうだAさんは今どこに…?

「ハァ?何言ってんらお前ら。Aは人質じゃなくて俺らの仲間だびょーん」
「なっ!」
「何ですって?」
「どういう事―――!?」

Aさんが骸たちの仲間――!?

「どういう事だ空!早乙女!」
「……空?」

空君達を問いただそうとした獄寺君の言葉に、何故か犬って人が反応した

「お前が……Aの兄貴らな」
「…はい!」

犬っていう人を見れるように空君が穴の傍に行った
その人は穴の上にいる空君を強く強く睨み付ける

「お前…兄貴らろ。…何れ…何れAをあんな目に合わせたんら」
「!!」

あんな目?

「何言って…」
「何れあんな目に合わせたんらよ!兄貴って妹守る奴のことじゃね――のかよ!?」
「ご…ごめんなさっ……!」

犬って人の言葉に反応してどんどん空君の顔色が真っ青になっていく
そして涙が零れはじめる

「何れ守ってやんなかったんら!何れ…!」
「ごめんなさいっごめんなさい…ごめんなさいっ」

一体何が…

「お、おい…」
「な、泣いてんじゃねー!」

ｿﾞｸ…

唐突に、背中に寒気が走る

「…え?」
「…………確かに」

ヒンヤリと早乙女君を中心に冷たい空気が流れているような感じがする

「確かに、オレたちは昔Aを守りきれなかった。アイツにあんな代償を埋め込ませちまった」

代償…?

「炎…」
「けど、その事についてオレたちを責めていいのはAだけだ。たかが同じ境遇だからって話を聞いただけの外野が口出すことじゃない」

どうゆうこと?
空君達の…Aさんの過去に一体何が…?

「行くぞ空。アイツが過去のせいで動けないってんなら幼馴染の義務として無理やりにでも引っ張り出してやる」

早乙女君は言うだけ言うと空君の腕を掴んで歩き出した