もう一周してきた…眠い。これはマグロやパイナップルが美味しく料理される話ｄ「違うから！」…グゥ (ページ32)

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人当たりもいいのでページ32

大方の人間に好かれている透なのであった

「それで、綱吉さんはいかがなされたのですか?」
「え、あ、ああ…実は遥が空やA、炎李を俺たちの過去に送ったみたいで…」

骸に答えたままの調子で尋ねた透に、ツナが若干どもりながら答えた
何故どもっているかと言えば

(うう…いい子なんだけど骸の顔ってなんとなくいい思い出ないんだよな～～!骸にも遥にもDにも振り回されまくったし…)

このように、小心的な理由からだ←

そしてツナの答えを聞いた透と言えば

「まぁ…。ここ一か月炎兄さんたちの姿が見えないとは思ってましたが…そうだったんですか」

そう、実は空たちが過去に行ってからまだこちらの世界では一か月しか経って無いのだ

「…それでは炎兄さんたちは母さんたちの過去というより、一種のパラレルワールドに行ったのですね?」
「マァな。本来過去のパラレルワールドというものは存在しないから、異世界に近いが」

遥はシモンにいるときは炎真の要望で幻覚を掛けていない(ボンゴレではややこしいのでかけるが)
なので今この空間には骸と同じ顔が３つある←

「とにかく!今すぐ空たちを呼び戻してくれ!!」「駄目。無理。却下」

透たちの会話に割って入ったツナが叫ぶも、遥が一言の元切って捨てた
念入りに３回も言って

「なんで!?」
「だってそーゆー術だし」

けろんと答える遥に、透が何か思い当たった様子で口を開いた

「もしや川平さんの術を…?ということは一定期間が条件ですね」
「おう。とりあえずツナの華々しい活躍って虹の代理戦争辺りまでだから、あっちがその辺まで過ごしたら自動的に戻る」
「危険すぎるよ!あの子たちはまだ１４で…!」
「昔のお前と同じ年だろーが」

尚も言い募るツナにリボーンが正論を言った

「けど…空や炎李はともかくAは……」
「だからこそ、だぞ」
「…多分、母さんは昔の…過去の綱吉さん達と過ごすことでA姉さんを救うつもりなんだと思います」

透の言葉にツナは勢いよく顔をあげた

「それでも…危険だよ」
「平気だよ。３人とも…特にAは僕に鍛えられてるからね」

そこで新たにシモンのアジトに来訪者が現れる
雲雀だ

「ええそうですね。僕の幻術の特訓のおかげAは過去の僕等より格段上の実力を持っていますからね」
「特訓?常に目覚ましの役目しかなかったと思うけど」
「あの、ここで争わないでくれる?」