もう一周してきた…眠い。これはマグロやパイナップルが美味しく料理される話ｄ「違うから！」…グゥ (ページ18)

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視界暗転ページ18

「…ろそろ起きるのなー」
「………オハヨウ」

目を覚ますと武さんと了平さんがお化けの格好をしていた

「しかし極限その恰好でどうやって脅かすのだ?」

幻覚で…?

「しっ!誰か来たみたいだぜ」

武さんに言われて気配を消すと、確かに誰かの話し声が聞こえてきた

「ハ～ァ…何が嬉しくて肝試しで野郎とペア……」
「ちょ、さささ先に行かないでよ炎～～～!」

空はお化けとか幽霊とか実体のないもの苦手だもんね…

「オイ空、お前ちょっと女装しろ。野郎に抱き着かれても嬉しくねェ」
「だっ、抱き着いてなんかいないよ!!ただ…怖いから手だけでも……」
「だっから野郎と手を繋ぐ趣味はないって」

…こうして見ると炎って何気にシャマルさんに似てるよね…
本人に言ったら心底嫌がるだろうけど

「わっ!」
「極限に落ち武者だぞ!」
「ひいいっ!!」

なぜそこまで驚く…?

「や、タケタケ＆笹川兄」

こっちもこっちで肝試しの趣旨理解してないし

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

足音?

「ひいいいいいい!!」
「うわあああああ!?」
「ツナ缶じゃん」

マグロが走ってきて空が叫び炎が冷静に分析した

「おいツナそっちじゃないぞ」

もう聞こえないよ…

「……うーん?」
「ど、どうかしたの炎…?」
「……空気が冷たい」
「ひいぃ!?Aここにいたの――――!!?」

…空は役に立ちそうにないね

「ん?そーか?」
「極限になんともないぞ!?」

霊が出る条件の一つ
気温の低下…

「ま、まさか…」
「モノホンが出たかもな。よし、行ってみっか♪」
「ややややだよ!!本当に本物のお化けだったらどーすんだよ!!」

どもりすぎ空
それに…

「…お化けは出ないよ空」
「えっホント!?」
「お化けは所謂憑き物…家具などの物品に宿った想いが長い年月によって変化するものだから」

幽霊とは違うし…

「よく知ってるのな♪」
「ってソレ幽霊は出るって事――――!!?」

そう言ってるじゃん…

「ええいまどろっこしい!極限に行けばいいだろう!!」

そして向かうと…

「ポイズンクッキングスリー!!!」

ぐしゃっ

「「おお!」」

ランボさんとロメオさんにビアンキさんのポイズンクッキングが命中していた

「お化けにも効いてる―――!!」
「だから幽霊だって……」