おとぎの国で３ (ページ42)

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9話(132話) ページ42

グリム「オイ、学園長！ブロットの話と、ゴーストの戦いなんの関係もなくねぇか！？」

『なんで私まで…』

妖精「手伝ってあげたいけど…」

妖精「だめだって…」

妖精さんの力は借りてはいけませんって言われたから、妖精さんは帰っちゃうし…

というかなんで妖精さんに力かしてもらってたこと知ってるのかな？それよりこれをやる意味とは！

意味わかんない！やりたくないよぉ！疲れるし！なんでこんなことをするの！？

『…何かあるんですか…？』

クロウリー「二人とも、魔法石を見てみてください。」

私は、言われた通り、自分の魔法石を見る

グリム「ふなっ！？オレ様の魔法石、なんか薄汚れてるんだゾ！？肉球でこすっても汚れが取れねぇ」

『え！？私は薄汚れてるっていうレベルじゃないほど汚れてるんだけど！？』

クロウリー「魔法石についているインクを垂らしたような黒いシミ。それこそが魔法を使ったことにより生じたブロットです。Aくんはすごく汚れていますね。」

デュース「あっ、よく見ると俺のマジカルペンにも薄っすらシミが…！」

グリム「うえぇ、なんか汚ねぇんだゾ」

花音「私にはついてないけど？」

『これってもう戻らないんですか？』

クロウリー「いいえ」

グリム「よかったぁ〜！ホッ。」

クロウリー「充分な休息をとれば、時間経過とともにブロットは消えていきます。
魔法石は魔法の発現を助けてくれるだけでなくブロットが直接術者の身体に蓄積されないようある程度肩代わりもしてくれる素敵なアイテムなのです。花音くんは全く汚れていませんねぇ。」

デュース「なるほど。つまり魔法石が曇ってきたら身体を休めろってことですね」

クロウリー「正解です。よく食べ、よく眠ることでたいていのブロットは解消されますから。」