赫い月の覇者

銀行口座 ページ6

『ねぇ、ねぇ、ごくどーって銀行口座作れないって本当？』

極道は銀行口座を作れないという話を聞いたことがあったため、聞いてみた。

天羽｢あぁ、本当だか何故？」

『(本当なんだ…めんどいじゃん)だったら作ろうか？銀行口座。できるよね？雷」

雷｢まぁ…できるんじゃないっすか？あっち次第っすけど(あいつ等ボスに甘いし)」

天羽｢嬉しいが…なぜそこまでするんだ？」

『なんでって言われても…トモダチでしょ？助け合うのが当然じゃないの？』

天羽さんは少し驚いていた。なんでだろう？

『じゃあ、あとは任せていい？雷、蓮』

二人｢仰せのままに、ボス」

『あ〜、緊張したー。初めてにしては上手くできたよね？』

天羽｢(初めてだったのか…)」

蓮｢うん、上手だっだよ」

『待ってる間、どうしよう…』

天羽｢それなら別室で待つといい。阿久津、案内してやれ」

阿久津｢わかりました。では、こちらに」

空｢じゃあ僕も〜」

案内されると同時に空がするっと部屋に入って来た。天羽さんや阿久津さんはびっくりしていたが、
私たちでは日常茶飯事なので驚かなかった。

阿久津｢どうやって…」

空｢僕幽霊だから壁をすり抜けられまーす」

『相変わらずのキャラだね』

そんなことを話しながら別室へと向かうと私はとある人物を見つけた。

『あ…！』

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