月と勉強 ページ44
『…さてと、君は今表向きには死人だ。だからここから出ることはできない。戦争が終わるまでね。でも、すること無いと暇でしょ?』
北岡「は、はい。そうです…(なんか嫌な予感…)」
『そこで、君にはお勉強をしてもらいまーす』
北岡「勉強…っすか?」
『そう、お勉強。今回の戦争の原因はうっかり薬のばら撒きを許可してしまったこと。何故なら言葉が通じない相手と取引してたから。でも君だけのせいじゃ無いよ?おそらく、経験を積ませる過程でそうなったと思うし、一緒に立ち会った人くらいいたでしょ?まぁ、その人と半々くらいかな?とにかく、もうそんなこと起きないよう、できるだけたくさん勉強してね!』
雷「…というわけで、まずはこいつを1日で頭に入れろ」
ドサっと数十冊本が置かれる。すると、北岡くんの顔が真っ青になった。
北岡「これを1日でですか?!」
雷「チッ…なんだよ、これくらいいけんだろ。ボスはこれの倍くらい1日もありゃ覚えてたんだぞ」
これは全て私が使ってた本の類いだ。実は書斎にまだまだある。blood moon創設からまだ月日が経ってない時に、みんなから色々教えてもらったのだ。優華曰く私はスポンジみたいに吸収するのが早いらしく、すぐに覚えれたが、みんなはそうでも無いらしい。
『これは、昨日教えてくれた〜〜〜でしょ?で、これはさっき教えてもらった…』
優華「(早い、凄く早いわ。私でなきゃ見逃しちゃう)」
まぁ、北岡くんだってこれくらいいけるいける!だって私がいけたんだもん。
『大丈夫、北岡くんならできるよ!頑張って!(女神スマイル』
北岡「うっ!…(眩しい…見るだけで傷が治りそう…)」
雷「(ああああああ!可愛い、綺麗、神々しい!流石ボスだ…)」パシャパシャ
私達は会議があるのでここで帰った。そして、会議室に向かう。
『んー。で、動きがあった?』
蓮「うん、京極組の久我虎徹は天羽組の小峠華太を狙ってる。もう少ししたら何か起きると思う」
『大丈夫、だよね』
優華「何かあったらこっちでも対応はできるわ。それに、警察の心配はないでしょ?ねぇ?翡翠」
翡翠「当たり前です。A様のご命令とあらば、どんなものも無きものに」
『…えへへ、みんな凄いなぁ(ニコニコ』
幹部「(あー、可愛い)」パシャパシャ
晋平のこともあったので、多少過保護になった気がする…元からかもしれないけれど。
そして、数日後。遂に動き始める。大きな戦火が、当たりを包み込んでゆく。
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海藍 - 頑張ってください! (2023年5月9日 22時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます!元気出ました。がんばります! (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは!海藍と申します! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜_2525 | 作成日時:2023年4月6日 14時