予感 ページ39
『…じゃあ日下晋平を追い詰めるのは明日この辺で、いい?』
龍本さんは舎弟達を連れて闇医者へ行くそうだ。まぁ当然だよね。
龍本「あぁ、それで良い…言い忘れてた」
『なぁに?』
龍本「世話になった、礼を言う。あの兄ちゃんにも伝えておいてくれ」
龍本さんはそう告げると去っていった。
私も戻らなければ…まずは怪我の手当てから。
雷「…おかえりなさい、ボス」
『ただいまー!あー疲れた。優華いる?流石に傷が痛くて』
優華「ここに、いるわよ?」
『ヒッ(やばい、絶対怒ってる)』
気配もしなかった。どうしよう。振り返ったら死ぬ気がする。
優華「随分と、無理をしたそうじゃない…覚悟は、いいわね?」
『あー!ごめんなさいごめんなさい!許してぇぇ!』
本当は治したかったけど、殴られ形跡がなくなっちゃうとダメなので、そこまで治してない。
そして、優華に説教され小さくなった私だった。
雷「…明日、京極組に行くんすね」
『うん、そうする。あ、そうだ。怪我をさ、ちょっと大袈裟にできない?殴られましたー。って主張できるように』
優華「明日やってあげるから、今日は早く寝て頂戴。全く、一条康明に斬られた傷はまだ治ってないのよ?それなのにまた怪我をして…本当困っちゃう」
『モウユルシテクダサイ…ツギハシマセン…__キット』
雷「きっとってなんすか。今日でやめにしてください」
優華「そう言ってもやるのがAちゃんなのよ。お人好しなんだから」
空「まぁ、そのお人好しで救われてたのが僕らでもあるんだけどね〜」
空がぬるっと現れる。相変わらずの気配の無さ。
『空!おかえり、今日は…あぁ、あの組織潰してきたんだ。お疲れ様」
空「えへへ〜、凄いでしょ〜?でも、ブラジルマフィアよりは弱かったなー」
雷「ま、あそこまぁまぁデカいところだったからな。潰し甲斐があったろ」
ブラジルマフィア。天羽組と手を組んだ所。薬を売ってたし、潰した。ちょっと前に。
『さーて、待ってろよ。日下晋平♡(悪い笑み』
雷「(悪い顔…でも可愛いな)」パシャパシャ
優華「(いつもと違う、悪いAちゃん…アリだわ)」パシャパシャ
空「(あー!珍しい顔してる〜。翡翠に自慢してやろ)」パシャパシャ
晋平「ビクッ…(なんだ?この嫌な感じ)」
モブ「晋平さん?どうしたんすかー?」
晋平「…いや、なんでもねぇ」
悪い予感というのは良い予感より、当たるものだ。
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海藍 - 頑張ってください! (2023年5月9日 22時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます!元気出ました。がんばります! (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは!海藍と申します! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜_2525 | 作成日時:2023年4月6日 14時