月と俳句 ページ30
ゆっくり、息を整えながら歩く。煌びやかな街は私とは真逆だった。
歩いて数分、私は思いがけない光景を見た。
北岡｢もう俺は帰るぞー」
速水｢えぇー！もう一軒行きましょうよー」
そこには天羽組の北岡くんと速水くんがいた。
現在天羽組は様々な勢力からブラジルマフィアの件で狙われている。特に京極組は動きが早いと蓮からリークされていた。どうして危険を冒すような行為を？気づいていないのか？
『優華』
優華｢えぇ…でもなぜ。こんな所に…」
『空に連絡して』
私達が横で見守っていると、やはり京極組はすぐにやって来た。
一条｢人のシマ荒らして楽しい？」
一条康明。京極組の最高戦力とも名高い彼直々に北岡くん達を殺りにきた。
一条｢ハッキリ言えよ。黒焉街を狙ってるんだろ。あのブラジル人どもは全員お前らの組、そしてお前の名前を口にした」
北岡｢ちょっと待ってくれ! サポートはしたがシマ荒らしなんて…証拠でも…!」
『…変だ。嘘ついてるように見えない』
優華｢…それって」
『北岡くん嘘ついてないと思う。きっとどこか手違いで、薬をばら撒いたんだ』
昔から嘘をついてるならすぐに分かった。目とか、挙動とか見たらね。
裏切ったわけじゃない、これだけでも嬉しい。
でも状況は良くはならない。戦闘が始まる。一条康明と北岡くんだったら勝ち目はない。それには速水くんを守りながらだからもっと大変。助けたい。だって一条康明の言い分はおそらく勘違いだから、北岡くんはそんなことしてない。でも全員にバレないように行動するのは無理。せめて速水くんだけでも逃げてほしい。
空｢Aちゃん、煙幕とかその他諸々」
『ありがとう空。あとは北岡くん頼みだな』
優華｢…貴方がいかなくてもいいのよ」
優華はそう言ってくれてるけど、これは私がやらないと。おそらく私か蓮くらいしか行動できない。
北岡｢これは命令だぁ！俺の言うこと聞くんだろ！振り向かずに真っ直ぐ逃げろぉ！」
『…！北岡くん、君の勇姿は忘れないよ』
速水を逃した！絶好のチャンス！空に合図すると煙幕が張られる。そして、北岡くんを救出。
北岡｢…え」
一条｢(天羽組の仲間か、卑怯な真似をする…)…逃がすかよ！」
流石としか言えない、最後まで素晴らしい。だって…__一条康明の日本刀は私の腹を突き刺したから。
きっと北岡くんを狙ったのだろう。そして、それは…抉るように抜かれた。
一条｢…逃げられたか、だがあれは致命傷。じきに死ぬ」
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海藍 - 頑張ってください！ (2023年5月9日 22時) (
レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます！元気出ました。がんばります！ (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは！海藍と申します！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜_2525 | 作成日時：2023年4月6日 14時
