黒い薔薇の使い ページ17
俺は女に渡された紙を見た。それには赫い月と黒い薔薇が描かれていた。
俺達はそれが何なのかはわからなかった。
俺達は一度事務所に戻ってカシラにこのカードを見せ、経緯を説明した。
五十嵐｢久我、これは恐らくblood moonのボス、黒薔薇を意味するカードだ」
虎徹｢黒薔薇…ですか」
噂程度には聞いたことがある。数日前、天羽組と手を組んだマフィアだ。
五十嵐｢blood moonは今や日本で有数のマフィアだ。そのボス黒薔薇は幹部に全てを任せ、頑なに正体を表さなかった…が、先日、突如天羽組と手を組んだ。その時も赫い月のバッジを送っていたらしい。だからこれが来たと言うことは…」
⁇｢使者が来る…でしょ？」
虎徹「だ、誰だ！」
優華｢私は優華、blood moonの幹部よ。私のボスである黒薔薇の命で話があるの」
音もなく入って来た優華と名乗る女性。異変に気づいた一条の兄貴が入って来て武器を構える。
一条｢…何者だ」
五十嵐｢武器を仕舞え、一条…さてと、何故日下の親父のところではなく我々のところへ？恐らくだが、君達に手を組みたいと持ちかけたのは日下の親父だろう？」
俺はすぐに気づいた。あの女…いや、blood moonのボス黒薔薇があそこに来ていたのはこの黒焉街を調べるためだったと。そして優華は問いに答える。
優華｢確かに貴方ではなく日下に会うのが普通かもしれないわ。でもそれはできない」
一条｢…と、言うと？」
優華｢Aちゃん…あぁ、黒薔薇と呼んだ方がいいわね。彼女があの人のことを好きじゃないから」
虎徹｢好きか嫌いかで決めるのか？」
優華｢そうだけど…何？文句あるの？」
凄い殺気だ。優華は続ける。
優華｢明日、彼女と共に来る。その時に手を組むか決める。日下ではなく貴方と話す…以上」
五十嵐｢天羽組はボスである黒薔薇の命で銀行口座を作ったという噂は本当なのか⁈」
銀行口座だと⁈極道は口座を開設できないからな…もし作れるとしたら凄いことになるぞ！
優華｢作れるわ…でもAちゃんの機嫌を取れたらの話」
そして優華は去り際にこう言った。
優華｢一つアドバイスしてあげる。Aちゃんは甘いお菓子が好きよ」
そう告げると優華は音もなく去ってしまった。
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海藍 - 頑張ってください！ (2023年5月9日 22時) (
レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます！元気出ました。がんばります！ (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは！海藍と申します！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜_2525 | 作成日時：2023年4月6日 14時
