月と舎弟と狂人兄貴 ページ11
天羽「米倉、無事で何よりだ」
米倉「ご心配をおかけしました。そして、Aさん、翡翠さんもありがとうございました」
『いえいえ!お役に立てて何よりでーす!』
翡翠「そうですよ、私はA様のご命令を果たしただけですから」
米倉さんは翡翠と共に戻って来た。翡翠が米倉さんに自分の正体などの諸々を説明してくれたらしい。
『…それで、米倉さんを殺そうとした人は近田組の人って事だけど、どうするの?報復?』
天羽「あぁ、うちのもんを殺そうとしたんだ。近田組の奴らは血祭りに上げる…!」
どうやら私達の出る幕は無さそうなので天羽組の事務所で待っている事にした。翡翠は警察として、米倉さんのことの後始末をしてくれるため、先に戻った。
『ねぇ、やっぱり兄貴たちは怖いのー?』
北岡「めちゃくちゃ怖いっすよ!ミス即ち死ですから…」
迎えを待つ間、天羽組舎弟の北岡くんと雑談していた。
『ふふっ、北岡くんならできるよ!頑張って(女神スマイル』
北岡「っ!…(か、可愛すぎる…)」
⁇「楽しそうだな〜、俺も混ぜてよ」
そう言いながら私の隣に誰かがドカッと座った。その人物を見た北岡くんの顔が真っ青になる。
北岡「こ、小林の兄貴…」
私はその人物を知っていた。
『もしかしなくても…幸真?』
幸真「そうだぞー、久しぶりだなーAー」
北岡「(え…普通に話してる…って言うかどう言う関係⁈)」
幸真は昔の知り合いだ。なんで知り合ったかは教えないけど。
幸真「何話してたんだー?」
『怖いんだって〜、兄貴分が』
北岡「(Aさん…それ言ったらダメっす…)」
幸真「ふーん、じゃあ頭蓋骨に弱者って書いとくわー」
北岡「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」
なんだか北岡くんには悪いことをしてしまった気がする。
優華「A、迎えに来たわよー」
『あ、はーい』
ちょうどよく優華が迎えに来てくれたので帰る。
『じゃあまたねー』
小林「おう、またなー」
みんなに別れを告げて車に乗り込んだ。
天羽組と手を組んでからまだ数日しか経っていない。でもいつもよりも時間が長く感じた。
これから、こんな予想していないことが起きる毎日が始まると思うと楽しみで仕方がないと私は思った。
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海藍 - 頑張ってください! (2023年5月9日 22時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます!元気出ました。がんばります! (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは!海藍と申します! (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜_2525 | 作成日時:2023年4月6日 14時