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仕事帰りに、突然早川に呼び止められて今日は新人歓迎会だと知った。
俺は魔人だし、店の人が困るんじゃないかと聞くと、姫野が絶対に連れてくるように言うからという理由で、予約した店に向かうと、すでにデンジとパワーが店の前で待っていた
「カンパーイ！！」
頼んだウーロン茶を口に含みながら辺りを見る
知らない顔が４人もいた
可哀想に荒井は俺とパワーの間に挟まれて、肩身が狭そうに、ビールをちびちび飲んでいる
「ウマい、飲むの半年ぶりです」
「私も家で少し飲むくらいですね」
早川と、俺の左隣に座っている人が話していた。確かに今まで家で酒を飲んでいるところは見たことがない
「刺身は全部ワシのじゃ」
パワーは自分の目の前にある刺身が盛られている皿を死守しながら、ぎこちない箸使いで刺身をすく上げると勢い任せに食べていく
店の入り口からガラガラと聞こえると、見知った顔がきょろきょろしながら入ってきた
「あ！ コベちゃんコベちゃん、こっちおいで」
俺から見て右斜めの壁側に座る女性がコベニを手招きすると、コベニは女性の隣に腰を下ろした
「A君！ 食べたいものあったらじゃんじゃん頼んでいいからね〜！」
すでに姫野は出来上がっているようで、頬がほんのりと赤くなっている
早川はどうだろう
盗み見るように早川を見ると彼は全く顔色を変えていない。隣の人と話しながら少しずつアルコールを入れている
ホテルの事から、早川とはギクシャクしていた。
俺と顔を合わせると顔が強張るのが分かっていたから、声をかけるのを控えていた。
とうとう仕事に行くときに置いていかれたけど、置いていかれたのはあの日だけで、次の日からはまた一緒に行くことになった。
顔のこわばりも徐々に取れてきている。
「ウヌの大好物の自然の恵みじゃ！ 受け取れ！」
「あ！」
パワーの声に振り向くと、レタス数枚をぽーんとこちらに投げてきて、俺は慌ててそれを両手でキャッチする
「ほれ！ いくぞ！ もういっちょ！」
荒井の前を通過してくる野菜たちを、次から次へと受け取って「これで終わりじゃ〜！」と言いながらミニトマトを投げたパワー。
俺はそれを取り損ね、トマトは無惨にもウーロン茶の茶色い海に沈んでいてしまう
パワーを見るともう唐揚げにかぶりついてこちらを見ていない
ため息を一つついて視線を上げると荒井がさっきよりも肩を細めて口をへの字に曲げていた
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
