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「お前ら…敬語はどうした？」
「あ？」
「はア？」
昨日の夜
いやその日だけじゃないが
早川は敬語や態度について
俺たちに躾を施してきていた。
昨日は三人で正座をさせられて
俺、デンジ、パワーの順で
「早川センパイ」を言い続けた
「何んの得もねえのにだ〜れがテメエに敬語使うかよオ！」
「人間は愚かで傲慢じゃ…！」
また叱られるのに
凝り性のない二人だなと思いながら
実は俺も「センパイ」って言うのは気が引けていた
口に出しては言わないけど…。
早川は無表情のまま
何事もなかったかのように
スラックスのポケットから
板ガムを出すと二人へ向ける。
デンジとパワーは一瞬で静かになり
少し間を置くと
「早川先輩……」
「先輩…」
見事なまでに現金さを発揮した
「よし」
「やりー」
「わー」
まるで猛犬を飴と鞭で教育しているかのような光景だ。
その光景を眺めていると
荒井が眉をひそめて近づいてくる
「早川先輩…これから一緒に悪魔と戦う仲間として
そいつらに背中任せて大丈夫なんですか？
二人は魔人で
そっちはチンピラです…
自分は信用できません」
「こいつらに背中は任せない」
一呼吸置いて早川が話し始める
「悪魔駆除には基本この三人を先行させる
この三人が逃げたり悪魔に寝返った場合は
俺達が殺す」
その場に緊張感が走った。
「畜生みたいな扱いじゃな！」
「お前らに人権はない…！」
デンジは表情を強張らせる
そして突然パワーと同時に後ろに体を向けると
ひそひそと話し始めた
「コイツめっちゃキレてんじゃ〜ん
朝のアレのせいだな……」
「あのイタズラはさすがにまずかったの……」
「あれは！イタズラレベルじゃねえ！！殺すぞ！！」
「コワっ…何があったの…」
俺は洗濯機に服を放り込み
風呂の掃除をしていたから全容は把握していない
早川の叫び声と、パワーのでかい笑い声で
何かあったのか気付いたくらいだ。
慌ててリビングに向かうと
青ざめた顔をして早川がキッチンに四つん這いになっていた。
電子レンジからは煙が出ている。
デンジとパワーを見ると
やっちまったーという顔をしているデンジと
涙におぼれそうになっているパワーが
腹を抱えて転げまわっていた。
「アキくん厳しくしてばっかじゃ可哀想だよ〜？」
何も知らない姫野は哀れんだ目で早川を見るのだった。
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
