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帰るよ、と身体を動かすも、こんな時に限って眠りについたようで全く反応しない。完全に意識が遠のいた身体は全体重を預けてくるため、普通に重い。
「マクさん…これ置いて行っていいですか」
「うーん、そうしたいとこだけど、お店の人が困っちゃうからなぁ」
「そうですよねぇ」
小麦色のほっぺをツンツンと突いてみる。「どこに住んでるか知ってる？」マクさんの質問に否定の返事を返す。なんなら住んでる地域すら聞いたことないもんなぁ。同期といえど、意外と知らないことが多いみたい。
「マクさん、カバン持ってもらっていいですか」
「うん、あ、代わろうか？俺がドンヒョク持つよ」
「いやさすがに先輩にそこまでさせるのは…」
「うーん、でも女の子にこんな男を担がせるのはなぁ」
「もう女の子じゃないですよ…あ、じゃあタクシーが来るまで一緒に待ってくれませんか？」
「お、いいよそうしよう」
肩を組む形でドンヒョクを担ぎ、なんとか店の外まで出る。すっかり暗くなった空を眺めながらマクさんと少し歩いて、道路脇まで進んでタクシーを探す。
程よい強さで吹く生ぬるい風は飲み会で上がった体温を下げるほどではない。隣のずっと高い体温がこちらに染みてくるのを感じながら「重いから早く自分で立ってよ」と愚痴を吐く。返ってきたのは、んぁ、といった変な呻き声だった。
タクシーに乗せたらちゃんと家に帰れるように住所を訊いているものの、なかなか返事を返してくれない。本当に、なんでこんなに泥酔してるの？酔いやすい人だけど、ここまでなのは見たことがない。
「…A」
車通りがあまり良くない道路のせいで、なかなかタクシーが見つからない。静かに私の名を呼んだのは、さっき「もう電話してタクシーを呼んだほうが早いね」と元気に言ったマクさんだった。
「はい」
「最近どう？…その、あれがあってからさ、もう半年経つじゃん」
「…あぁ」
この話題を出したのは、寝ている彼を除けば2人きりだからだろうか。心配そうな顔をしているマクさんは「1番世話するべき時に、シカゴ行っちゃってAのこと見れなかったから」と続けた。
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ジュン(プロフ) - 優。さん» お気遣いまでありがとうございます。長文のコメントとても嬉しいです！これからも、ぜひともお付き合いよろしくお願いいたします:) (3月11日 0時) (
レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 優。さん» 楽しみに待ってくださり本当に嬉しいですTT Twitterの方も見て下さっているのですか！？感激です…今までの作品とは異なり物語の展開が早く進むことを意識して描く予定です。ですので優。さんの気になるところはすぐ明るみになるかと…！ (3月11日 0時) (レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - Twitterの新作のお知らせから今日まで本当に楽しみにしていました…！！主人公を含めた登場人物の過去に何があって今に至るのかすごく気になります。ジュンさんは情景描写が上手なので自然と感情が物語に入ってしまいます…💕更新は無理せずに！長文失礼しました (3月10日 12時) (レス) @page18 id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - この度は読んでくださりありがとうございます！感想お待ちしておりますので気軽にお声掛けくださいね:) (3月5日 1時) (レス) id: 3eac17ee35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2024年2月22日 23時
