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相手は誰でもいいようで、私になっても寄りかかってくる。「それでさぁ、黒に染めたあとにぃ」とか半目で口角を上げ、ふにゃふにゃ喋っている。こんなに酔っておいてよく寝ないものだ。
左肩に寄りかかってくる黒い脳天を眺めていたら、彼の首にIDカードがあることに気がついた。こいつ、ここまでぶら下げてきやがった…。飲み会があることで浮かれたのかな。それなら本当に彼らしい。
「ドンヒョク、首」
「んぇ、首ぃ？」
「IDカード。失くしそうで怖いからバックにしまっておきなよ」
「あー、持ってきちゃったぁ、へへ」
「へへじゃないよ…」
「A次なに飲むのぉ？」一応私だと認識しているみたいで、こちらに体重を預けたままメニュー表を取り出して見つめている。そろそろ飽きてきたから別のやつにしようかななんて考えがよぎりながらも、脳内の別の部分ではIDカードがちらつく。
「カード本当に心配だから外していい？」
「ん〜、俺、ハイボールにしようかなぁ」
「ねえ聞いてる？カバンどこ？」
「カバン〜？ここ、俺の隣ぃ」
「なんでよりによって反対側なの…」
ドンヒョクの体を跨ぐ形で上半身を動かし、彼のカバンをゲットする。そして、次に彼の首元に手をかけてIDカードをぶら下げている紐を外した。
「これ、バックに入れとくからね」彼の目の前でちらつかせてからカバンに入れる。はーい、とか間抜けな声で返事をしていたけど、実際に記憶に残っているかは不明だ。このカードがなきゃオフィスにさえ入れないというのに、なんて危機感のない…。
その時、ドンヒョクが飲み切ったグラスが浮いた。流れるように端に向かうそれを眺めていると、その主がジェミンくんであることに気がつく。無言で食べ終わったお皿やグラスを、店員さんが運びやすいように部屋の端に置いている。
意外と気が利くんだなぁ。表情を見る感じ、お酒は飲んでいないみたい。ぽけーっとその姿を見ていたり、マクさんと話したり、ドンヒョクの独り言に相槌を打ったりしていたら、お開きの時間になっていた。
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ジュン(プロフ) - 優。さん» お気遣いまでありがとうございます。長文のコメントとても嬉しいです！これからも、ぜひともお付き合いよろしくお願いいたします:) (3月11日 0時) (
レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 優。さん» 楽しみに待ってくださり本当に嬉しいですTT Twitterの方も見て下さっているのですか！？感激です…今までの作品とは異なり物語の展開が早く進むことを意識して描く予定です。ですので優。さんの気になるところはすぐ明るみになるかと…！ (3月11日 0時) (レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - Twitterの新作のお知らせから今日まで本当に楽しみにしていました…！！主人公を含めた登場人物の過去に何があって今に至るのかすごく気になります。ジュンさんは情景描写が上手なので自然と感情が物語に入ってしまいます…💕更新は無理せずに！長文失礼しました (3月10日 12時) (レス) @page18 id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - この度は読んでくださりありがとうございます！感想お待ちしておりますので気軽にお声掛けくださいね:) (3月5日 1時) (レス) id: 3eac17ee35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2024年2月22日 23時
