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ずっと黙って話を聞いていたチソンくんが、ジェミンくんの話が出た途端に目を丸くする。「Aさんって、ジェミニヒョンの担当なんですか？」と先程の雰囲気とは一変して、興味深そうに距離を縮めてくる。
「あ、うん。ヒョンって呼んでるってことは、チソンくんは知り合いなの？」
「同期です。大学が同じだったんですけど、ヒョンの方が年上なので…」
「あぁ、なるほど」
チソンくんは新卒の代だから、ジェミンくんは浪人や留年などをした可能性がある。それか、ほかに何か理由があって入社の時期が今になったとか。ジェミンくんもなんか色々過去にあったのかな。あの性格だし、聞き出すのは難しそう。それにプライベートなことだから、自分が知ったところでって感じだしね。
「あの、それで、ジェミニヒョンってどんな感じですか」
「…どんな感じとは」
「Aさんに対して」
「えぇ…？」
何がそんなに気になるんだこの子は。まだ彼と出会って2、3週間しか経っていないのに。その瞳には好奇心というものより事実を知りたいという色が強く出ていて。やっぱり、ジェミンくんには何か事情があるんだろうなと思わされる。
膝にかけてくれていたロンジュンの上着を指で弄りながら答える。「…ちょっと素っ気無いとは思うかな…？」
「…そうですか」
「どうしたの？何か事情があるなら…」
「あっ、いえいえ！あの、先輩は全然関係なくて」
「ヒョンの課題です」少し困ったように微笑むことで、あどけない雰囲気を纏う彼。ジェミンくんの課題ってなんだ…？私が関係ないってことは、人と接する時の態度を克服しようとしてるとか、そういう感じかな。
まあ、ここから先はジェミンくんのプライベートな事だし私が追及することじゃない。公私を隔つ線を見極めて引くことにする。すると、私たちの話を聞いていたロンジュンはスマホを片手に立ち上がった。
「あれ、ロンジュンどこ行くの？」
「飲み物買ってくる。2人は何が飲みたい？」
「僕は大丈夫です」
「チソンくん、いいんだよ。ロンジュンが奢ってくれる時にちゃんと貰わなきゃ。私は温かい緑茶で」
「お前本当遠慮無いな」
「ロンジュンが奢ってくれるの珍しいから」
「そうなんですか？…じゃあ、冷たいコーラで」
「チソンお前…A余計なこと教えんなよ」
「てかコーラに温かいも冷たいもないから」そう言い放つと、部屋を出て行った。
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ジュン(プロフ) - 優。さん» お気遣いまでありがとうございます。長文のコメントとても嬉しいです！これからも、ぜひともお付き合いよろしくお願いいたします:) (3月11日 0時) (
レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 優。さん» 楽しみに待ってくださり本当に嬉しいですTT Twitterの方も見て下さっているのですか！？感激です…今までの作品とは異なり物語の展開が早く進むことを意識して描く予定です。ですので優。さんの気になるところはすぐ明るみになるかと…！ (3月11日 0時) (レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - Twitterの新作のお知らせから今日まで本当に楽しみにしていました…！！主人公を含めた登場人物の過去に何があって今に至るのかすごく気になります。ジュンさんは情景描写が上手なので自然と感情が物語に入ってしまいます…💕更新は無理せずに！長文失礼しました (3月10日 12時) (レス) @page18 id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - この度は読んでくださりありがとうございます！感想お待ちしておりますので気軽にお声掛けくださいね:) (3月5日 1時) (レス) id: 3eac17ee35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2024年2月22日 23時
