最後の初恋 3 (ページ31)

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小麦色の先生との交換ノートページ31

“どうやら前回から半年くらい経ってるみたいだよ。前と一緒で書いたらバスケ部の更衣室のロッカーに置いといて。暗証番号も同じね。
　最高学年はどう？そろそろ進路のこととか決めなきゃいけないと思うけど、あんまり思い詰めんなよ。“

“了解〜。なんであの番号なの？先生の誕生日じゃないじゃん。
　先生との約束ちゃんと守ってるよ。模試は手抜いてないし。でもこの前の模試の結果お母さんに見られちゃったんだよね。だから行きたい大学許可されないかも。“

“好きな子の誕生日。
　普通に受けたら相当いい成績だもんな。担任じゃないから俺がお母さんに話したところで受け入れてもらえないと思うし…ジェノには話した？“

“げ、その人の誕生日だったんだ。先生重すぎ…。
　ジェノ先生は知らないと思う。でもそろそろ言わないとだよね。憂鬱だなぁ。”

“一応ジェノに話通しといた方がこの先楽だと思うよ。憂鬱なのめっちゃ分かるわ〜。俺も大学受験の時、色々大変だったから。受験ってなんでこんなにダルいんだろうな。
　また一緒にクレープ食べに行く？1番高いの奢ってやるよ。“

“先生に話してきた。ジェノ先生は私の意思を尊重してくれて『行きたいところに行った方がいいと思う』って。私が言いにくいなら、先生からお母さんに話を通すこともできるって提案してくれた。でも断ったよ。お母さん絶対先生に逆ギレするもん。
　クレープいいの？1番高いやつって1800円くらいしたよね？“

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“もうすっかり冬だな。自主登校日が増えたせいで全然3年見ないけど、お前がちゃっかり来てるのはロンジュンから聞いてるよ。ほぼ毎日だって？なんでロンジュニのところに行って俺のとこに来ないんだよ。“

“数学特に聞くとこないから行く必要ないんです〜。ロンちゃん先生はドンヒョク先生より暇そうだから話し相手になってもらってるの。部活の顧問代わってもらった方がいいってロンちゃん先生が言ってたよ。ドンヒョクは冬に体調悪くなるから心配だって。“