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今はフィアンセの人も一緒にドイツに行っているみたいです、なんて。そこまで聞きたくなかった。同じ家に住んでいて、テーブルを挟んで一緒にご飯を食べて、もしかしたら同じベットで寝てるかもしれない。チソンさんがこちらの様子を伺っている視線など、この時の私は全く気がつかなかった。
「Aさん」
「はい」
「無理しなくていいですよ」
「…無理？」
「チョンロのこと、好きなんですよね」
「えっ…」
「表情見てたら分かりました。すごく辛そうな顔してるから」
「今日、泊まっていきますか？」チョンロには言わないし、ここの人には黙っておくようにお願いしておきます。そう付け加え、心配そうに眉を下げながら訊いてくる。「…っていうのは、口実みたいなもので」
「もう少し、チョンロについて一緒に話しませんか」
このまま帰らせてしまうのはなんか違う気がして。そう続けるチソンさんの姿に、かつてのあの人が重なった。
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ジュン(プロフ) - 3まで来ました！物語が大きく動く章になりますので、お付き合いよろしくお願いいたします:) (3月10日 1時) (
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2024年2月20日 11時
