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「それ、誰から教わったの？」
「ロンジュニヒョンから」
「…あ、そっか」
「うん。水墨画は中国発祥だからね。大学で美術の勉強した時に習ったらしいよ」
「芸術をアクセサリーみたいにする人っているけど、俺は正直共感できない」先生の瞳は、名前も知らない誰かが残した、一筆一筆に向いている。「芸術ってそんな軽いものじゃなくて『全部が嫌になっても気が付いたらこれをやってる』とか『これの目の前だったら正直な自分でいられる』とか、そういうものだと思う」
「だから、芸術は、作った人の正直な姿が現れてるものだと思う」
ね。やっとこちらを向いた黒い瞳と目が合う。自分にとって、超低燃費なイメージが少し形を変えた瞬間だった。
「…そうなの？」
「ん？」
「先生の弾く音も？」
美術館を出た後、隣を歩く彼に聞く。青い葉が掬いきれなかった日光を浴びた先生は、そうだね、と落ち着いた音を出した。
「そうだったらいいなって思ってる」
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ジュン(プロフ) - 3まで来ました！物語が大きく動く章になりますので、お付き合いよろしくお願いいたします:) (3月10日 1時) (
レス) id: 435677d422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2024年2月20日 11時
