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告れるわけないでしょ。
本当は、高2の時に告ろうと思っていたのだ。Aが女子3人組に絡まれて、それを俺が助けた時に。でも勇気が出なくて、なあなあにしていたらスヌンが目の前にやってきてしまった。そして頑張って受験を終え、よし告ろうと思ったら、日本に帰ってしまうというのだ。
これからもずっと韓国にいて、当たり前に彼女の隣には俺がいるものだと思っていたから余計に驚いた。そして同時に、そうだ、彼女は日本人だったのだと思い出したのだ。
この言葉は変なのかもしれない。でも、3年間ずっと一緒にいて、もはや自分の一部のように感じていた存在。そんな彼女は俺にとっては国籍とかは一切関係なくて。俺の酸素であり、太陽であり、生きる意味そのものだ。
あまりの恋しさに、気がついたら涙が出ていたようだった。ううう、と情けない俺の声に、目の前の人間はギョッとした目を向けてくる。
「…ジェミ、ジェミナ？
そんなに咳き込んだの苦しかった？水いる？」
「うう…Aに会いたいよぅ……」
俺の言葉に、ドンヒョクはハッと安心したように、また呆れたように笑って肩を落とした。ジェノは微笑ましそうに目を細めて、涙をぽろぽろと落とす俺を眺める。
「好きすぎだろ」
「うん…好きだよ。
俺の感情は全部、Aでできてるんだ」
君によって、君の、君から、君のためにと繋がったすべての感情。これを君にどうやって伝えればいいのだろう。重すぎるって、引かれないように。ただ君のことが大好きなんだって、純粋なその気持ちだけを届けられるように。
告白するって、想いを伝えるって、やっぱり簡単なことじゃない。
ゴホン、とグーを作った手を口元に添え、わざとらしい咳をしたドンヒョク。その音に視線を向けると、口を開いて話し始めた。
「テイク1、自然に繋がれた両手。
テイク2、口元の笑顔へクローズアップ。
テイク3、さらりと吹く優しいそよ風。
テイク4、ハグとキスをしようとする2人…」
「え、え！？ちょっと急に何！？」予想の斜め上、いやそのさらに向こう側からの言葉にヒュッと涙が引っ込んだ。思わず立ち上がって上から見つめると、若干上目遣いになった三白眼が俺を捉える。その目は、不思議そうな表情だった。
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ジュン(プロフ) - jen（読み垢です）さん» またコメントして下さり感激です…ありがとうございますTT 一区切りというところまでお話が進みますので、是非とも最後までお付き合い宜しくお願い致します！jenさんこそ日々の時間を割いて読んで下さり、本当にお疲れ様ですTT (2023年3月25日 5時) (
レス) @page31 id: 3eac17ee35 (このIDを非表示/違反報告)
jen（読み垢です）(プロフ) - 泣くほど待っていて、読んだら泣けてきました どうしよう…切なくて耐えられないです お話も一旦終わりに近づいているのかな…嫌だな…泣 ジュンさんお疲れ様です (2023年3月23日 21時) (レス) @page24 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - jen（読み垢です）さん» わーー！jenさん！早速お声かけて下さり嬉しいですTT 本にしてくださいだなんて初めて言われました笑 そんな事を思ってくださるなんて感激しておりますTT これからも読んで下さる方が楽しめるような展開になるよう頑張りますね:) 待っていて下さい！ (2023年2月10日 17時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
jen（読み垢です）(プロフ) - ドキドキワクワクしつつの…５泣！他のお話とも絡んでいるし…ジュンさんすごい…本にしてくださいな！で、あちらも各先生の恋愛やらプロポーズやら知りたいし…待ってます^_^ (2023年2月10日 11時) (レス) id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - なんと…ついに5まで来てしまいました…これからも宜しくお願い致します！感想やご意見、ご指摘等ありましたら気軽にお声掛け下さい！ (2023年2月5日 11時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2023年2月5日 11時
