Forever Love's Kiss-2- (ページ50)

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「記事、なんて？」

0時ちょうど。

お布団の中でベクくんとその記事が出るのをずっと待ってて。

いざ上がったら上がったで緊張感が半端ない。

「【E X O ベッキョンが今月、結婚する。
この情報は内部関係者から聞き、当社が徹底的に調査して確信を得たものである。】
・・・よく言うよ(笑)写真撮ったろって(笑)」

なんて、くすくす笑ってるベクくんの
手元のタブレットを覗きこめば

ぎっしり書かれたハングルに、読めるのに頭が痛くなりそう。

「【相手の女性は韓国在住の一般人で日本国籍のAさん。
ベッキョンと彼女は約4年間の交際を経て、ベッキョンの軍隊入隊前に結婚を決めた。
既にお互いの両親への紹介は済んでおり、頻繁に行き来する仲である。
写真はベッキョンの実家から出てくる２人。】
だって、同棲のことは書いてないね」

そりゃあね、書かれてたら大変・・・

掲載された写真を見れば、私の顔はしっかりモザイクがかかってて。

少し安心した。

「【また、相手の女性は妊娠はしていない】
だって。わかんないよね？今から妊娠するかも」

って、ポンッとタブレットを放り出したベクくんが。

んーって伸びをしてから、私の上に覆いかぶさってくる・・・

「え？もう読まないの？」

「読むも何も、もう出てるんだから、1時間後に読んでも一緒でしょ？
それに今から事務所が、俺が準備しておいたコメントをだすよ。
・・・それ読む前に、Aちゃんを抱きたい・・・やっと結婚できるもん
・・・あ、女の子の日終わってるよね？」

抱きたい、って言われても。

胸が嬉しさと心配と怖さでハラハラドキドキしてて。

集中出来なさそう・・・

でも、もう首筋に落ちてきてる唇を、止めることは出来なくて。

「ファン、ガッカリするかな・・・
でも今から挽回するもん、俺、頑張るよ。
・・・Aちゃんに我慢させること、沢山あると思うけど。・・・ごめんね」

って、私の目を見つめながら言ったベクくん。

そっか、会見で。
これからもっと頑張るベッキョンになるって宣言するんだよね。
来週からはドラマの撮影ももう決まってるし。
ソロ曲も出すし。

また、早朝に出て深夜に帰る生活が始まるんだ・・・

でももうその生活が始まる頃には。

私たちは夫婦、だもんね。

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