99-BH- ページ49
『ベッ キョンくん、またいつでも来てね』
『Aのことを、よろしく。』
早朝なのに、お義父さんとお義母さんまでわざわざ起きて下さって。
朝ごはんまでご馳走になってから、
セリナちゃんが待ってる車に、Aちゃんと乗り込む
「また近いうちに韓国にいらしてください。
式のこととかもまた、お話したいですし」
って、自分で口に出して思う。
あぁ、いよいよって・・・
『くれぐれも身体には気をつけて！』
そう言って俺のこと気遣ってくれるお義父さんと握手を交わして。
やっと車に乗り込むと
Aちゃんの実家を後にした。
「ベクくん。ありがとう」
「ん？なにが？？」
「色々とね。・・・結婚のこと」
「(笑)、それは俺のセリフだよ？」
Aちゃんに感謝すること、本当に沢山ある。
恥ずかしいからここでは言えないけど・・・
俺と出会ってくれたこととか・・・ね
.
.
.
.
それから、あっという間に俺達は韓国に帰って。
これまたあっという間に
やってきた、土曜日の夜・・・
俺とAちゃんは、お布団の中でその記事が掲載されるのを待っていた。
「明日、ベクくん大変なんじゃないの」
「うん・・・一応仕事は入ってない。会見だけ」
「・・・そっか」
「Aちゃんも有給とったし、一緒に少しゆっくり出来るね」
「ほんと・・・だね」
って、笑ってみせる顔は若干、引きつってる。
そりゃ、そうだよな・・・他人事じゃないもん。
一日って、短いよね。
24時間なんてあっという間。
時間が過ぎるのが、早すぎる・・・
「・・・あ。」
って、Aちゃんが小さく声を漏らして。
部屋の時計を見ると、0時ちょうど。
来たか・・・と、恐る恐るその記事が載るサイトを開く。
「あ、上がってる」
そのサイトの一番上に、大きく書かれた文字。
【E X O ベッ キョン、電撃結婚発表！】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1812人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：micky!!
| 作成日時：2017年4月13日 0時
