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「本当にそれでいい？」
って、眉を下げて聞かれると
きゅぅんってなって。
何度も私の気持ちを聞いてくれて
気にかけてくれるベクくんが、すごくすごく大事におもえる。
「いいの、決めたの！」
「・・・ありがとう、本当に。」
「私の方こそありがと」
さっきより何倍も強く、抱きしめられると
もういっそ溶け合って、一つになってしまいたくなる。
それくらい、言葉で言い表せられないほど。
ベクくんが好き、大好き、愛してるの。
ずっと、一緒にいたい・・・
.
.
.
２日後・・・
「ね、これほんとバレない？」
「バレない。大丈夫だよ。回りみて？サラリーマンばっか」
飛行機のビジネスクラス。
隣同士に座った私達は。
2人ともサングラスにマスクして。
ベクくんはその上フードまでかぶってて怪しい・・・
「向こうついたら、セリナが迎えに来てくれるって」
「あの車？」
「そうだよ」
「懐かしいな〜乗るのいつぶりだろう・・・」
韓国に行ったらいつもギョンスが運転するから
ギョンスが日本に来た時はちょっと緊張するの、って。
頬を赤らめて言ってたセリナを思い出す。
今は、あの助手席に・・・
ベクくんが乗っていた助手席に、ギョンスが乗ってるのかって思うと。
クスクスって笑えてくる・・・
「何笑ってんの？」
「ん、思い出し笑い」
てか、マスクしてるのによく笑ったの分かったねぇ・・・
「そう言えば、じゃーん」
「・・・え？なにそれ」
「先週日本で発売された、俺らのコンサートDVD。サイン入り、9人分」
「・・・だれにあげるの？」
「お義父さんとお義母さん」
それは・・・
喜びそうだね(爆)
ベクくんをうちの親に紹介してから。
実家に増えていく、E X Oのサイン入りグッズたち・・・
何個も何個も要らないでしょ？って思うのに。
渡せばうちの親はぴょんぴょん跳ねて喜ぶもんだから。
ベクくんはいつも何かしらこうやって持ってくるんだよね・・・
ちょっと面白い(笑)
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作者名：micky!!
| 作成日時：2017年4月13日 0時
