54-BH- ページ4
って、思った俺の気持ちも虚しく。
「私、ベッ キョンさんの大ファンで・・・デビューの時から応援してました！」
俺の横、キープされてます。
ええ・・・もちろん。
「あー・・・ありがとうございます」
営業トークで交わしてるけど・・・
もう1人の方は、セフナの横で楽しそうにお話してるし。
目の前のジョンデとス ホヒョンは、ずっとスマホいじってて。
助けてくれよ・・・
A【ベクくん、まだ飲んでる？久しぶりだから楽しんで来てね、また帰る時連絡してね？何で帰ってくるかまた教えて！】
って、表示された通知。
のぞき込まれないうちにチャチャッと確認して画面を伏せる。
「ベッ キョンさんは、彼女とかいるんですか？」
「え？あー、どうでしょう？(笑)」
「あははっ、おもしろーい」
・・・どこに面白い要素があったんだ・・・？
「私、こうしてベッ キョンさんに会えたことただの偶然じゃないと思ってて・・・」
「はぁ・・・」
「よかったら、連絡先、教えてください」
きたきた、いつものやつな。
さて、なんて断ろうか・・・なんて。
昔からセフナの連れてくる女の子で
ガツガツ系の子はすごく苦手で。
だからあの日、Aちゃんが来た時。
モモちゃんは見てガツガツ系だなと思ったけど
何も喋らずお酒ずっと飲んでたAちゃんが、すごく気になったし。
だから、今すごく居心地が悪い・・・
「でも、ファンなんですよね？」
「はい、そうです。けど・・・」
「ごめんなさい、じゃあ交換は出来ない。」
俺は、Aちゃんが大事だし・・・
なんて考えてたら、震え出す携帯。
【着信中:A】
やっぱり、心配かけてる。
早く帰らないと・・・
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作者名：micky!!
| 作成日時：2017年4月13日 0時
