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とりあえず今日はベクくんが来たからってことで。
セリナは実家の最寄り駅に降ろして、そのまま別れて
ベクくんを乗せた車は、私の家に向かって走り出す。
「なんで急に遊びに来たの？」
「ん？だってもう、引っ越してくるまで2週間切ったから」
「うん・・・」
「俺が、Aちゃんに会いに来る時に見る景色、最後になるわけじゃん」
・・・確かに、そうだ。
「最後の思い出作りみたいな感じかな、東京の、Aちゃんの部屋で」
「一年お世話になったもんね」
「覚えてる？来週の記念日」
そう、以前言っていた１年記念日だって
もうすぐそこまで迫っているのだ・・・。
「覚えてるよ？実は月曜日から休み貰ったから引越しの作業しようと思って。
ソウル行きのチケット買ってあるんだ。」
「記念日は？」
「韓国にいるよ？」
「よかった」
私達も、もうすぐ交際1年・・・
なんか、ある意味
キリが良くていいかもしれないね。
「俺泣くかも、最後だと思ったら」
「ええ？なんでよ」
「最後だよだって。Aちゃんの部屋。」
「色々思い出あるもんね・・・」
私の言葉に頷いたベクくん。
そうだよね、付き合う前から来てたもんね。
懐かしいなぁ、あの頃・・・
そんな話をしてたら、あっという間に家について。
ベクくんと2人、車を降りて
エレベーターに乗り込んで。
ベクくんを連れて自分の部屋に帰るのも最後かなと思ったら
不覚にも私も泣きそうになってくる・・・
でも今から、何倍も大きな幸せが待ってるのに。
こんな事で泣いてどうするのって。
気を引き締める。
「ただいま〜」
部屋に入るとふざけていつも疲れた演技をしながら
そう言って部屋に入るベクくん。
これからは、本当の
ただいま、が聞けるんだもんね。
「ベクくんなにか飲む？ソファに座っといて」
って、リビングに入ったベクくんにそう声をかけると。
リビング入ったところで、動かないベクくん。
「どしたの？」
「・・・いや。思ってたよりダンボール多くて・・・」
そう言ってなんか寂しそうなベクくんが
なんだか凄く愛おしくなって
ぎゅーって後ろから抱きしめる。
「ベクくんのところに行くからだよ？」
ベクくんの顔をのぞき込むと、私を見下ろす目。
そしてふっとわらって。
「寂しいけど、楽しみ」
って、私を抱き寄せた。
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mariiikoh(プロフ) - はじめまして♪TLKが好き過ぎて終わるの嫌です(TT)もう日課であり私の日々の楽しみです!!私生粋のカイペンなんですが、まさかのベクペンになっちゃってます笑 それぐらいとってもこの2人が好きです!! (2017年4月12日 17時) (
レス) id: e9d5cadb44 (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - gongさん» gongさま！ありがとうございます！！第3弾でも喧嘩したりヤキモチしたりしながら仲良しの2人を書けたらなと思います♪第3弾でもよろしくお願いします！ (2017年4月3日 17時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - ほったん☆さん» ほったん☆さま！ありがとうございます(T_T)第3弾もどうぞよろしくお願いします！ (2017年4月3日 17時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - ハナさん» ハナさま！そんな風にお褒めいただいてありがとうございます…(T_T)永遠に…笑 書けますかね？笑 第3弾もよろしくお願いします！ (2017年4月3日 17時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - あいさん» あいさま！何度も読み返して下さってるんですね！ありがとうございます(T_T)第3弾もよろしくお願いします！ (2017年4月3日 17時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：micky!!
| 作成日時：2017年3月26日 23時
