Crazy Love's Kiss-3- (ページ45)

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馬鹿だあああ・・・何してんの私。

持って出たけど落としたなら問題だし
ポケットに入れたつもりだったとかなら分かるけど

完全に最初から頭になかった・・・
ルームキーに触れることも無く、出てきてる。

まじで、馬鹿。

はあ・・・どうするかな。

部屋のドアに耳を当ててみたら。

シーンって静かだし・・・

寝てる、よな・・・

でも、仕方ない、起こすか・・・

と、思ってたら。

「あれー？Aちゃんなにしてんの」

って、声がきこえてきた・・・

「ジョンデぇ(泣)」

「あはっ、なに！どしたの？」

その笑顔、癒されるよぉ。

ベクくんの手前言えないけど。
ライブかっこよかったよ・・・

最近あんまり話す機会のないジョンデ。
っていうか、ベクくんが異常なくらいジョンデにはヤキモチするから。

ゆっくり話せないよね・・・

「ベクくんに朝ごはん買いに行ったら
関係者の首から下げるやつも、ルームキーも忘れてた・・・」

「なにしてんのそれ手ぶらだよ。」

「携帯と財布だけ持ってた・・・」

って。いまジョンデと話してるのに。
私すっぴんだ・・・マスクはしてるけど。

ひいい・・・今日は最悪の日だ。

さいっっっあくの日だぁ・・・

「もー、仕方ないな。
マネヒョンに頼んで鍵借りてあげる。
・・・最初で最後ね。・・・そのソーセージのパンちょーだい」

って言いながら、笑ったジョンデ。

あぁ、神様仏様ジョンデ様・・・

あげます、なんならクリームのも・・・

待っててって言ってどこかに走っていったジョンデ。

部屋着のTシャツにスウェットだけでも
アイドルが着てたらあんなにカッコイイものなのねぇ・・・

しばらくして帰ってきたジョンデの手にはルームキー。

さすが。
私の推しメンバー。

「Aちゃん思ったけどすっぴん？マスクはずして？」

「いやいや、だめだよ？
ジョンデに見せれる顔じゃないもん」

「そんなことない！なんか、かわいい！」

ニコニコしてるジョンデ。

「もぉ、からかわないで・・・」

「なんで？ほんとほんと。
いつも綺麗系だけど化粧してなかったら可愛い系なんだね」

「そんなことないもん。」

「あは(笑)これ以上からかったらベクに怒られる・・・」

そこまでジョンデが言って。

ルームキー差し込もうとした瞬間。

《ガチャ》

目の前のドアが開く・・・