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「どうかな、あげることはできないけど・・・」
お父さんが口を開いて、ベクくんが頭をあげる。
「完全にあげてしまえば
何かあった時にAが帰って来れないかもしれない、それは困るからね・・・」
なんて、少し笑ってるお父さん。
その言葉にお母さんも笑ってて。
「Aも、かなり真剣なようだし。
そりゃ大変なこともたくさんある・・・壁も沢山あるだろうけど。
共に乗り越えて絆が深まって、いつか家族になれればいいんじゃないかな」
「だから、こうしよう、ベッ キョンくん」
お父さんがベクくんの手を握る。
相変わらず緊張してるベクくんに。
ニコニコしてるお父さん。
「Aを、君に預けます。」
お母さんの目にも、うっすら涙が滲んでて。
私の目尻から、涙がこぼれた。
「私の大切なものを預けるのだから。責任は持ってください。」
「理由があって、返さないといけない時は・・・きちんと返してください。
道端に放り投げるんじゃなくてね(笑)」
「そして。」
ニコニコして、ベクくんを見ていたお父さんが。
少し真剣な顔になって。
「すべて落ち着いて、家族になりたくなったら。
その時にまた、挨拶に来てください。
もう一度、Aをくださいって。言いに来てください。」
お父さんの言葉を、一言一句全てをベクくんに伝える。
泣きながら途切れ途切れになる私の声。
それでもなんとか通訳をし終えると。
ベクくんも少し涙ぐみながら。
「ハイ！」
と、大きな声で返事をした。
「僕が必ず、Aさんを幸せにします。
我慢も寂しい思いも、させると思いますが・・・
それを上回るくらいの、幸せでいっぱいにします。
大切にします、ずっとずっと・・・っ」
もう泣いちゃってるベクくんすら愛おしくて。
私もまた涙が出てきて。
前を見るとお母さんも泣いてて。
もぉ〜、こんなの聞いてないよぉ・・・
もう既に、幸せなんだけど・・・
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らくだ三兄弟(プロフ) - そうなんですね！移行の方楽しみにしています！ (2017年3月7日 14時) (
レス) id: 240aca0473 (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - らくだ三兄弟さん» らくだ三兄弟さま！ご迷惑おかけしてすみません！パスかけた方は、削除させていただきました！移行させていただいてます！続編のところから飛べます〜！すみません！ (2017年3月7日 14時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
らくだ三兄弟(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！急にパスワードがかかっていたので、どうしたのだろうと思いました。よろしかったらパスワードを教えて頂きたいです！ (2017年3月6日 18時) (レス) id: 240aca0473 (このIDを非表示/違反報告)
まりん - りょうかいしました！早まってしまい申し訳ないです！楽しみに待っています^_^ (2017年2月27日 21時) (レス) id: 8ed2afa77b (このIDを非表示/違反報告)
micky!!(プロフ) - まりんさん» まりんさま！コメントありがとうございます。大変申し訳ないのですが、パスワードは誰にも公開していません…ある程度書き溜めたら全体公開にする予定ですので、もうしばらくお待ちください(*^^*) (2017年2月27日 21時) (レス) id: ce29c95314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：micky!!
| 作成日時：2017年2月18日 21時
