空模様【橙】

. ページ10

ピコンッ


シャワーを浴びてそろそろ寝ようかとしていたらL〇NEが届いた。


担当さんかと思ってすぐ確認したら康二くんだった。




向井康二仕事終わった!Aちゃんもう寝た〜?


Aお疲れ様!まだ起きてるよ!



既読がついたと思ったら電話がかかってきた。



「もしもし〜？」


『もしもし…！お仕事お疲れ様』


「ありがとうな〜今家帰ってきた」




時計を見るともうすぐ日付が変わりそうだった。



『遅くまで大変だね』


「まぁ楽しいから良いんやけどな！

Aちゃんいつまでこっちおんの？」


『明日帰るよ、本当に弾丸だから笑』



「えぇ〜……次いつ会えるん…」



『うーん…またゆっくり来たいなとは思ってた

迷子になって全然満喫できなかったし…笑



あ、でも11月大阪でサイン会あるからその時かな
2ヶ月先だけど』



「ほんまに！？またすぐ会えるんか！！嬉しいな〜」



『でも康二くんも仕事あるでしょ？


無理にとは言わないけど…』





「会えるんならちょっとでもいいから会いたいやんか〜

日程決まってるん？」



『えっとね、18日と19日！』


「おっけ！また会えそうなら連絡するな！！」




『ありがとう』



「そういや！Aちゃんテレビとか見やんの？」




『あんまり見ないかな〜…アニメは見てるけど録画だし』



「どんなアニメ見てるん？」



『なんでも見るよ

恋愛もコメディも、バトル系も異世界系も日常系もそれぞれ違った面白さがあるからね』




「おすすめある？」




『この前見て感動したのはね……』




そこから気づいたら1時間くらい話していて、





康二くんが朝早くから仕事がある、とポロッと言っていたことを思い出して、





また今度話そうね、と電話を終えることにした。



「気いつけて帰りや」



『うん、ありがとう

おやすみ康二くん』



「Aちゃんもな


おやすみ〜」









神様、こんなにいい人に出会わせてくれてありがとうございます





今日はよく眠れそうだな…

02_日常→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す